クラゲか何かの背に乗って、産婆さんが竜宮みたいな所に行って、竜王の娘さんか何かのお産を手伝うお話。
(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)
確か、離島?島?にベテランの産婆さんがいて、赤ちゃんに合わせて無理なくお産さていた。
ある日、産婆さんの家に、2人の男が来て、急に産気づいた者がいるからすぐに来て欲しいと頼んできた。男の人をを見ると2人とも魚の様な顔立ちをしていた。
産婆さんはすぐに支度をして、男達が持ってきていた籠に乗せられて、出発。心地よい感じがした後連れて来られてとこは竜宮城。
竜王様の娘が産気づいたのだが、なかなか子供が生まれず、そこで腕利きの産婆さんを連れてきたのだという。
産婆さんが難産とは大変と、すぐに娘の所へ行く。娘は大変苦しんでいて、母体にも赤ちゃんにもかなりの負担がかかっているのが目に見えてわかった。
産婆さんは娘のお腹に手を当てて「赤ちゃんになぜ出てこない?」と問いかける。すると、赤ちゃんが、苦しくて出られないと返事をした。産婆さんはすぐに逆子であると確信して、手に力を集中させ、当てていた手を時計回りに回転させた。すると、逆子であった赤ちゃんが正常な体位に戻り、無事出産。
竜王様も大変喜び、産婆さんになにか褒美を取らせるが何が良いかと訪ねた。産婆さんは村では雨がなかなか降らず困る事があると伝えた。そこで竜王様は雨乞いの踊りを産婆さんに伝授。
村ではこの教えて貰った踊りを踊ると絶対に雨が降り、日照りに困ることはなくなった。
(投稿者:みこ 投稿日時 2016/10/14 1:13)
ナレーション | 常田富士男 |
出典 | クレジット不明 |
出典詳細 | 日本の民話6(瀬川・松谷,角川書店)かもしれない、原題「竜王婆さま」 |
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