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No.1440
どろぼうたち
どろぼうたち
高ヒット
放送回:0922-B  放送日:1994年02月19日(平成06年02月19日)
演出:辻伸一  文芸:沖島勲  美術:古宮陽子  作画:辻伸一
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あらすじ

昔ある所に、どろぼう達がたくさんいた。

上の村のどろぼうと下の村のどろぼうがいて、ある時上の村のどろぼうが城を襲ってたくさんの財宝を盗むことに成功した。それを見た下の村のどろぼう達はその宝を奪ってやりたかったが、上の村のどろぼうは強いのでどうしようか考えた。

すると子分が良い事を思い付いた。上の村のどろぼうたちをおびき寄せ、下の村のどろぼうが仕掛けた落とし穴に全員落っことした。そして上から大石でふたをして出られなくしてしまった。

こうして下の村のどろぼう達は宝を手に入れたが、なにせ人数が多いのでひとりの分け前は少なかった。そこで半分に別れて切り合いをして勝った者で分けることにした。

そしてさんざん切り合い、100人が50人、50人が25人と減っていき、最後は2人だけになった。2人はこれで宝は2人のものだと喜んだ。

朝から何も食べずに空腹だったことに気が着いたひとりのどろぼうは、乞食に化けて食い物をもらいに行った。食べ物を待っていたもう一人のどろぼうは、たくさんのお宝を見て2人で分けるのが惜しくなった。一方、食い物をもらいに行ったどろぼうは、もらってきたおにぎりに毒きのこを入れ、もう一人のどろぼうを殺して宝を独り占めしようとたくらんだ。

そしておにぎりを持ってねぐらに戻って来た時、突然もう一人のどろぼうが切り掛かり、どろぼうは不意打ちをくらって死んでしまった。一人生き残ったどろぼうは、そいつが落としたおにぎりを拾って食べ、きのこの毒がまわって死んでしまった。

こうしてどろぼう達は欲をかきすぎて全員、一人残らず死んでしまったのだった。

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


ナレーション市原悦子
出典山形県
DVD情報DVD-BOX第7集(DVD第34巻)
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追加情報
このお話の評価8.0417 8.04 (投票数 24) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
7件表示 (全17件)
マニア  投稿日時 2015/9/20 10:01
その前になんで切り合いなんてしようって提案したんだろ別の案考えてたら死なないで済んだかも知れないのに....
ゲスト  投稿日時 2015/5/25 22:19
面白い!
ゲスト  投稿日時 2015/2/26 3:40
日ぺ昔話で見ました、冷静に見ると怖い話ですね
匿名希望。  投稿日時 2014/3/18 10:34
結局、悪い事した挙句の果てに。
案の定、バカげた結果になるなんて悪い事は出来ませんね。
プリティウーマン狂三郎  投稿日時 2012/9/28 8:40
演出・作画が同じ辻伸一と言う事もあるのか、

冒頭の、上の村のどろぼうが城を襲うくだりや
下の村のどろぼうが上の村のどろぼうをペテンに掛けて
落とし穴に落とすくだりが、

「まんがこども文庫」#38B「木魂の靴 」(79/6/29)の
カオルさんが辿り着いたお城に、となりの国の兵隊がせめて来るくだりや
カオルさんの機転でとなりの国の兵隊が崖から落ちるくだりに
酷似してますね。

落とし穴の中で吠え面かく、上の村のどろぼうと
崖の下で吠え面かく、となりの国の兵隊の隊長が
同じキャラ(泥棒髭の人)と言うのも偶然だろうが面白い。
ピーチ太郎  投稿日時 2012/9/1 7:52
結局みんな馬鹿ですね。
マニアック  投稿日時 2011/11/10 21:39
スケールの大きい、ブラックユーモア。
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