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No.1413
ちいさなりょうけん
小さな猟犬

放送回:0898-A  放送日:1993年08月07日(平成05年08月07日)
演出:吉田利喜  文芸:沖島勲  美術:安藤ひろみ  作画:吉田利喜
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あらすじ

昔、山の中の小さなお寺に、和尚さんが一人で住んでいました。夏になると大量な蚊やノミに襲われて、なかなか眠ることが出来ないでいました。

ある晩の事、夕食をすませてぼんやり寝転んでいると、どこからか小さい馬が現れました。この馬の背には、立派に武装した小さな小さな武士が乗っていました。やがて、また別の小さな馬が現れ、やっぱり背には小さな武士が乗っていました。

いつのまにやら、部屋中に小さな武士たちがひしめき合い、空を飛んでいる蚊を見つけると肩に乗せていた鷹を放ちました。また、畳の上で跳ねているノミを見つけると、連れていた小さな猟犬に追わせました。しばらくの間、和尚さんの部屋の中で激しい戦いが続き、やがて静かになりました。

そこへ黄色の衣をつけ金色の冠をかぶった人が、小さな牛車に乗って現れました。武士たちは、捕えた蚊やノミを誇らしげに高々と差し上げ、黄色い衣の人は何やらねぎらいの言葉をかけている様子でした。やがて牛車も武士たちも空中に舞いあがり、外へ消えていきました。

不思議な事もあるもんだ、、、和尚さんが周囲を見渡すと、一匹だけ小さな猟犬が壁のきわに残っていました。和尚さんは犬をつまみあげ、大事に硯箱(すずりばこ)の中に入れました。この犬は、ご飯をやっても一向に食べることなく、その代わりノミや蚊を一匹残らず捕まえました。

おかげで、和尚さんも安心して熟睡することができ、朝晩のおつとめに励む事ができるようになりました。

(紅子 2012-5-11 0:20)


ナレーション市原悦子
出典川崎大治(童心社刊)より
出典詳細日本のふしぎ話(川崎大治 民話選3),川崎大治,童心社,1971年3月20日,原題「小さな猟犬」
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このお話の評価9.1429 9.14 (投票数 7) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/5/11 0:20 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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ひげひげお  投稿日時 2012/6/2 19:46
初めて投稿します。あらすじを読んでいて気が付いたのですが聊斎志異によく似た話が載っていました。参考までに平凡社ライブラリの版ですと2巻に151番「小っこ猟犬(小猟犬)」という題名で載っています。なおこの話の最後では、小さい猟犬は寝返りをうった時に押しつぶされて死んでしまうんです。
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