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No.1281
かれいとひらめ
カレイとヒラメ

放送回:0810-A  放送日:1991年08月24日(平成03年08月24日)
演出:やすみ哲夫  文芸:沖島勲  美術:古宇田由紀子  作画:古宇田文男
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あらすじ

昔、海での話。どの魚も、太陽の光が温かく差し込む海の上の方に集まって泳いでいました。そのため海の上の方がいつも混雑して、よく魚同士のぶつかり合いが起こっていました。

そこである日、体の小さい魚は上の方に、大きい魚は下の方に分かれて住もうと皆で相談しました。しかし、下の方に住まないといけなくなるカレイとヒラメだけは納得せず、この取り決めに従いませんでした。カレイとヒラメは上の方に住む小さな魚たちに乱暴し、ますます好き勝手に泳ぎ回りました。

あまりの暴れっぷりに怒った他の大きな魚たちは、カレイとヒラメを追いかけまわしました。カレイとヒラメは必死で逃げまわり、すきを見て海底の砂の中にもぐって身を隠しました。そうして砂の中にもぐり続けているうちに、現在のような目が片側に寄った平べったい姿になってしまいました。

今でもカレイとヒラメは、他の魚に見つかっては大変と、海底の砂の中から目だけを出して辺りを見回しているそうです。

(紅子 2011-10-30 20:22)


ナレーション市原悦子
出典「美方稿」より
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※掲載情報は 2011/10/30 20:22 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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beniko  投稿日時 2015/10/28 22:52
Okinawan-lyricsさん、こんにちは。

美方稿、の事を教えてもらってありがとうございます。
そうなんですね、あの分厚い辞典みたいな資料本に掲載されているのですね!ありがとうございます、私も是非手にして読んでみようと思います!
Okinawan-lyrics  投稿日時 2015/10/17 8:29
出典の美方稿について。
『日本昔話通観 第16巻 兵庫』(稲田 浩二 責任編集、同朋舎、1978)
p567-568 「462 魚の泳ぎ方(原題・海の魚の泳ぎ方のいわれ)」の民話が収録されています。美方稿 No.135
p593 資料目録で、「6 美方稿 京都女子大学説話文学研究会 1970.1 稿本」と書かれていますよ。
araya  投稿日時 2011/10/30 1:44
動画、あったんですね。まだまだ奥は深い♪
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