トップページ >  お話データベース >  東北地方 >  青森県 >  さば売りと山うば
No.1240
さばうりとやまうば
さば売りと山うば

放送回:0783-A  放送日:1991年02月09日(平成03年02月09日)
演出:三善和彦  文芸:沖島勲  美術:三善和彦  作画:朝倉隆
青森県 ) 14122hit
あらすじ

ある魚売りが、沢山のサバを仕入れて遠くの村まで売りに行く途中、山奥の峠で恐ろしげな山姥に出くわした。山姥は「代金は後で払うから、お前のサバを食わせろ」と言い、魚売りの返事も待たずにサバを奪い取って残らず食べてしまう。

毎日のようにそんな事が続き、サバを仕入れる代金も底をついた魚売りは堪りかねて峠に行き、山姥に「これまでの代金を払わないなら二度とサバは食わせない」と言い放つ。ところが山姥は「今までお前を食わずに命を許してやったのに、そんな事を言うならサバの代わりにお前を食ってやる」と凶暴な本性をあらわにして襲いかかって来た。からくも逃れた魚売りはすっかり腹を立て、山姥への復讐を思い立ち、こっそりと山姥の住処に忍びこむ。

天井に隠れて様子を伺っていると、山姥は魚売りの悪口を言いながら餅を炙り、甘酒を暖めてながら居眠りしているところだった。意趣返しとばかりに屋根の茅棒を抜き取り、鍋の甘酒を吸って飲み、餅を突き刺して釣りあげ舌鼓を打つ魚売り。山姥が餅と甘酒が消えた事を不思議がると魚売りは「火の神が食べた」と神様の振りをして誤魔化す。

やがて山姥は眠気を催し、「そろそろ寝るか・・・石の長びつで寝るか、それとも木の長びつで寝るか」と呟くと、魚売りは神様の振りをしながら「今夜は冷えるから木の長びつにしろ」と声をかける。山姥が神様のお告げだからと木の長びつに潜りこんで蓋を閉じて寝てしまうと、魚売りはそっと天井から降り、木の長びつに重石を一杯乗せて、蓋の節穴から煮え湯を大量につぎ込んだ。

苦しみもがく山姥。やがて騒ぎが静かになったので魚売りが蓋を開けてみると、そこには大きなクモが死んでいた。

(投稿者: 熊猫堂 投稿日時 2012-9-4 5:55 )


ナレーション市原悦子
出典斎藤正(未来社刊)より
出典詳細津軽の民話(日本の民話07),斉藤正,未来社,1958年05月15日,原題「さば売りと山姥」,採録地「弘前市田茂木町」,話者「斉藤タカ」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
このお話の評価8.6667 8.67 (投票数 3) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/9/4 8:35 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 25  件):   <前  1 ..  19  20  21  22  23  24  25  次>  
コメント一覧
4件表示 (全4件)
げんきーぃ!  投稿日時 2015/12/2 17:18
牛方と山姥のストーリーにとても似てますね。
ゲスト  投稿日時 2015/3/13 17:25
牛方と山姥は東日本各地に分布しており、
様々なパターンがあります。あの話は、
甘酒と餅が無いパターンだったんですね。
他のパターン↓
○山姥の家に人がいて、かくまってもらう
○逃亡のみで終わる
○牛方ではなくて馬方
○山姥を閉じ込めたまま帰る。
○留守番中の娘が主人公
その他にもパターンがあります。
ゲスト  投稿日時 2014/10/30 13:18
牛方と山んばだと、餅と甘酒無し
ゲスト  投稿日時 2014/10/26 2:35
「片ひたのわらじ」と殆ど同じ話ですね。
投稿ツリー
4件表示 (全4件)
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

35 人のユーザが現在オンラインです。 (28 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)