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No.1220
いもほりとうごろう
イモほり藤五郎

放送回:0771-A  放送日:1990年10月27日(平成02年10月27日)
演出:小堤一明  文芸:沖島勲  美術:松岡聡  作画:小堤一明
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あらすじ

むかしむかし、加賀の国の山里に「イモほり籐五郎」と呼ばれるヤマイモ掘りの名人がおった。籐五郎はヤマイモを掘ってそれを米や食べ物と交換し、貧乏なその日暮らしをしておった。

ある日、籐五郎がヤマイモ掘りに出かけている間に、美しい嫁御と嫁入り行列が、籐五郎の家にやって来たそうな。村人達は驚いて、籐五郎の家の周りは黒山の人だかりになった。

やがて夕方になり、籐五郎が帰って来た。驚く籐五郎に、嫁御は「大和の国、長谷村の長者の娘の“かずこ”です。」と名乗り、観音様のお告げにより籐五郎の所に嫁に来たと言うた。籐五郎は困ったが、仕方なくかずこを嫁にしたそうな。

ところが、その年は長雨が続き、籐五郎はヤマイモを掘りに行くことができず夫婦は暮らしに困ってしもうた。すると、かずこは嫁入り道具の中から小判を三枚出し、これを米と換えてくるように言って籐五郎に渡したそうな。じゃが、籐五郎は小判を見るのも初めて、それどころかお金というものがこの世にあることさえ知らんかったんじゃと。

小判の価値が分からなかった籐五郎は、小判三枚をたったザル一杯の米と交換して帰って来た。それを知ったかずこは、「私は馬鹿な人の所に嫁に来てしもうた。」と嘆いた。すると籐五郎は怒って、かずこに実家に帰るよう言い渡したそうじゃ。

かずこは実家に帰る前に、ふと気になって家の納屋に寄ってみた。納屋の中には籐五郎のイモ掘り用の籠があり、その中には土に混じって砂金が一杯詰まっておった。かずこは驚いて籐五郎を呼び、籐五郎がいつもヤマイモを掘っている山に連れて行ってもろうた。すると、その山からは砂金が一杯出てきたそうじゃ。

こうして籐五郎とかずこは大金持ちになって、何不自由ない暮らしができるようになった。じゃがその後も、籐五郎はあいかわらず毎日ヤマイモを掘って暮らしたそうじゃよ。

(投稿者:ニャコディ 投稿日時 2014/8/27 20:58) 


参考URL(1)
http://www.shinkin.co.jp/tsurugi/huru010/hu1110/hu1110.html
ナレーション市原悦子
出典石川のむかし話(日本標準刊)より
出典詳細石川のむかし話(各県のむかし話),石川県児童文化協会,日本標準,1977年10月10日,原題「イモほり藤五郎」
場所について金洗沢
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地図:金洗沢
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※掲載情報は 2014/8/28 9:05 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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ゲスト  投稿日時 2015/11/21 16:02
>>時代と場所によっちゃ、神様仏様の宣託は絶対だというところだってあっただろうに
いや一般の町民や農民ならまだしも金持ちの娘なんだからちゃんとした教育は
受けているからこの場合それは当てはまらないですよ?
というか放っておけばいいのに
相手にしているあなたも同じ穴のムジナだと思いますよ?
ゲスト  投稿日時 2015/9/29 22:43
昔話に現代感覚で偉そうな説教垂れる前に、その時代における考え方や常識がどうだったかを考えた方がいいと思うよ
時代と場所によっちゃ、神様仏様の宣託は絶対だというところだってあっただろうに
たかが、と言っては失礼だろうけど、たかが昔話に何でそんなに噛みつくのかね?
お嬢様に恨みがあるのかどうか知らんが、そういう見てる人が不愉快になる書き込みはどうかと思うがな
ミリンカ  投稿日時 2015/5/23 5:43
このお話に出てきたおしかけ女房のアホさ加減に呆れました。

観音様のお告げで押しかける前に、どういう人なのか事前に調査しておかないといけないのにやっていない。しかも相手の男とは初対面で今までまったく付き合いがない。

結婚するんでしょ?奥さんになるんでしょ?一生の問題なのに相手がどういう人物なのか。どういう所が良くてどういう部分がダメなのかってことを調べもしないで押しかけるなんて。「おバカな人のところへ来てしもうた」って言ってるけど、この女にそんなこと言う権利はないと思いますね。

金持ちの家なんだからちょっと調査の為のお金と時間かければ藤五郎の扱い方とかわかって叩かれなくて済んだのに。やっぱり世間しらずのお嬢様って愚かで浅はかな人が多いですね。
リクート  投稿日時 2015/3/19 13:31
悦子さんが「藤五郎は、小判の価値もわからんかったので、子判3枚をたったザル一杯の米と交換したのじゃった」って言わなかったので、かず子がΓバカな人のところへ来てしもうた」って言っても、意味がさっぱりわかりませんでした。
マルコ  投稿日時 2013/4/10 17:42
最近、まん日の常田富士男さんが北國新聞社と金沢ケーブルテレビネット(KCT)などが始める新企画「常田富士男さんと歩く加賀・能登むかし話の旅」の撮影のため、金城霊沢を訪れたらしいですよ・・・。
マルコもこの番組を見れるものなら見てみたいのですが、金沢限定じゃなぁ・・・遠いしなぁ・・・。残念無念・・・恨めしい・・・。

金沢って摩訶不思議なお話、面白いお話がいっぱいありますし、常田さんがお話の舞台を毎回だずねるそうです。

個人的な意見を言わせていただくと、まん日でも放送された「どろ仏」と「不思議なコマ犬」は「常田富士男さんと歩く加賀・能登むかし話の旅」で放送してもらいたいですね。

オオカミを退治した狛犬・金沢|はじかみ神主のぶろぐ
ameblo.jp/hajikamijinja/entry-10845545855.html

で初めて知ったのですが、「不思議なコマ犬」に登場する狛犬もお寺、神社が今も残っているらしいです・・・。
araya  投稿日時 2011/12/2 0:37
原作では話を確認できませんでしたが、角川書店の『加賀・能登の伝説』によると、金沢城の外庭(兼六園)南隅に金を洗った「金城霊沢(金洗沢)」があり、その横には金沢神社もあるとか。ということで、

金洗沢 http://g.co/maps/ghjpf
マニアック  投稿日時 2011/10/25 20:23
旧作の「芋掘り長者」とあまり変わりのない絵だが、藤五郎は旧作の酒好きののんびり屋から、米一粒でも大事にする、しっかり者に。
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