いつも働かないで酒ばかり呑んでるのんべいを横目に、奥さんに怒鳴られながら働いているどんべえ。
ある日、のんべえの頭に熟れた柿の実が落ちたことがきっかけで頭から柿木が生えた。頭から生えた柿を売って生計を立ててるのんべえを見て、嫉妬したどんべえが、のんべえの頭の柿木を切った。
今度は切った木の根元から茸が生え、やはり食うに困らずお金が勝手に増えてくる生活を続けるのんべえ。それを見て更に嫉妬したどんべえは、根っこごと抜きさった。
今度は木が抜けた頭の窪みに雨水が溜まり池になり、何故か魚が住み着き、やはり釣った魚で楽な生活をするのんべえ。これを見て、がっくり来てしまい、さすがにのんべえの妨害を諦めるどんべえ。
しかしある日一匹の鷹が頭の池にある魚目掛けてダイブしてくるが、誤ってのんべえの頭ごとつかんでしまう。気付いた鷹がのんべえを振り落とし落下していくのんべえ。
気付くと、全てはのんべえという男になった夢を見ていたどんべえというオチ。
(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)
ナレーション | 市原悦子 |
出典 | 群馬の昔ばなし(三丘社刊)より |
出典詳細 | 里の語りべ聞き書き 第01巻,川内彩友美,三丘社,1986年04月10日,原題「のんべえの頭の柿の木」 |
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