腹を空かせた狼と狐は民家に忍び込んでぼたもちを食べる。
石臼で玄関が開かないことを分かっていた狐はぼたもちを民家の中で食わず外へと持ち出す。
一方狼は狐の忠告を無視してただひたすらぼたもちを食う。
やがてぼたもちの食いすぎが原因で下を向けないほど腹の皮が突っ張った狼が物音を立てて寝ていた住民を起こしてしまう。
狐はいつでも逃げられるよう準備していたため狭い格子をすり抜け自分が風呂敷に包んだぼたもちを持って逃げる。
しかし狼は大きく膨れ上がった腹が格子につっかえり逃げ遅れて住民から棒でぶたれる。
最終的に狼は民家の扉を体当たりで突き破り山に帰る。
(投稿者: ゲスト 投稿日時 2012-4-4 1:12 )
ナレーション | 常田富士男 |
出典 | 岡山民話の会「なんと昔があったげな」より |
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