No.1151
さるといけ
サルと池

放送回:0727-A  放送日:1989年12月02日(平成01年12月02日)
演出:森川信英  文芸:沖島勲  美術:西村邦子  作画:森川信英
東京都 ) 6229hit
あらすじ

ある山の中に、綺麗な水が湧く池がありました。池の水は、山に生きるサルの群れにとってかけがえの無い飲み水になっておりました。

ある時、酷い嵐が起こって、雨風と共に恐ろしい魔物がやって来て池に住み着いてしまいました。水を飲みにやって来たサルが足を滑らせて池に落ちるや、魔物が現れて池の底に引きずり込むようになったので、サルたちは恐ろしがって池に近づかないようにしました。

腕白な子ザルたちが年寄りザルの目を盗んで池に近づきましたが、矢張り魔物が現れて、三ちゃんと言う子ザルを池に引き込もうとしました。子ザルたちは互いに力を合わせて三ちゃんを助け出し、命からがら逃げ伸びました。

然し子ザルたちは池の水が飲みたくてたまりません。皆で嘆いて居ると、そこへ年寄りザルがやって来て「めいめいで長い芦の茎を1本ずつ取って来なさい」と言いました。子ザルたちが言われた通りにすると、年寄りザルは芦の茎から穂をはぎ取り、息を吹き込んで通りを良くし、細長い筒をこしらえて見せました。

そして子ザルたちと共にその芦の筒を持って池に行き、魔物の手が届かない土手の上から筒を水面に刺し込んで「ここから筒を思いっきり吸ってご覧。美味しい水が飲めるから」と教えました。子ザルたちが言われた通り筒を吸いますと、口の中に水がごくん、ごくんと入って来ます。

サルたちが芦の筒で水を飲んでいるのを見て魔物はサルたちを池に引き込もうと襲いかかりましたが、魔物は水の中から出る事が出来ないらしく、その手は虚しく土手をかきむしるだけでした。

こうして、サルたちは危ない目に遭わずに水が飲めるようになりました。そして魔物はと言うと、年寄りザルの知恵に降参したのか、いつの間にか池から姿を消してしまったと言う事です。

(投稿者: 熊猫堂 投稿日時 2014-1-8 7:25 ) 


ナレーション市原悦子
出典東京の昔ばなし(三丘社刊)より
出典詳細里の語りべ聞き書き 第04巻,川内彩友美,三丘社,1988年09月10日,原題「サルと池」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
このお話の評価5.5000 5.50 (投票数 2) ⇒投票する
※掲載情報は 2014/1/8 7:45 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 28  件):   <前  1 ..  20  21  22  23  24  25  26  .. 28  次>  
コメント一覧
2件表示 (全2件)
ゲスト  投稿日時 2017/5/24 19:35
魔物を追い払えてよかったけど、初めに引きずりこまれた子ザルが可哀想でした。
熊猫堂  投稿日時 2014/1/8 7:25 | 最終変更
この作品はTV放送時に親類の結婚式にぶつかってしまった為に観る事が出来ず(苦笑)後になってネット上でようやく観る事が出来ました^^;
年寄りザルが何となく永六輔さんに雰囲気が似てるなぁ、と思った記憶があります。

森川さんが手がけた作品で他にサルが登場する物語と言えば「猿っ子昔」「猪と月」等がありますが、それらの物語とはまた違った愛嬌があって好きです。
投稿ツリー
2件表示 (全2件)
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

37 人のユーザが現在オンラインです。 (24 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)