トップページ >  お話データベース >  東北地方 >  岩手県 >  神さまとカラス
No.1093
かみさまとからす
神さまとカラス

放送回:0689-A  放送日:1989年03月04日(平成01年03月04日)
演出:岩崎治彦  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:岩崎治彦
岩手県 ) 5611hit
あらすじ

昔々、まだ神様が地上に住んでいたころのこと、あるところに、たいそう悪戯好きなカラスが居ました。カラスは、狸の取った魚を横取りしたり、兎の掘った芋を盗んだり、猿を驚かして木から落としたりと毎日悪い事のし放題でした。

そのころは、みんな困った事があると神様に相談していました。神様のところに集まった動物は、次から次へと神様にカラスのひどい仕打ちを話し、神様に何とかして欲しいとお願いしました。神様は、カラスを諭しましたが、カラスは「みんなが困るのを見るのがすきなんだ」といい、神様の髪とひげをみんな抜いてしまいました。

それから、しばらくたってのことです。どうした風の吹き回しか、あの悪戯カラスが神様のところへやってきたのです。カラスは神様に「嫁をもらって、一緒に住む巣をかけようと思うのだが、今年の風の具合を教えてくれ」と言いました。

神様は少し考えて「今年はあまり風が吹かない」と、あべこべの事を言いました。カラスはそれを聞くと、神様に礼も言わず飛び出しました。そうして、嫁と一緒に一番高い木の一番てっぺんの所に巣を作りました。

ところが、強い風が吹き始めました。カラスの巣は風に吹かれて揺れに揺れました。カラスにはただただ慌てながら巣の周りを飛び回ることしか出来ません。神様はこうでもしないと、カラスには人が困ると言う気持ちが分からないだろうと考えたのです。

だから、今でもカラスは、風があれるまえになると、巣が壊れるのを心配して梢の周りを無き騒ぐようになったということです。

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


ナレーション常田富士男
出典平野直「すねこ・たんぱこ」より
出典詳細すねこ・たんぱこ 第二集(日本の昔話04),平野直,未来社,1958年3月31日,原題「烏」,採録地「陸中北上更木」,話者「平野丑之助」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
このお話の評価5.0000 5.00 (投票数 1) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 80  件):   <前  1 ..  66  67  68  69  70  71  72  .. 80  次>  
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

22 人のユーザが現在オンラインです。 (15 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)