No.1049
のんきもの
のんき者

放送回:0662-A  放送日:1988年08月13日(昭和63年08月13日)
演出:フクハラ・ヒロカズ  文芸:沖島勲  美術:渡辺由美  作画:フクハラ・ヒロカズ
新潟県 ) 6802hit
あらすじ

昔、あるところに夫婦そろってのんき者で眠り好きな、お爺さんとお婆さんが住んでいた。

ふたりは若いころは村でも評判の働き者だったが、年取ってからは一日中、所構わず眠ってばかり過ごすようになり、村人たちは呆れるばかりだった。

ある日のこと、村人たちが家の前を通ると、珍しくお爺さんとお婆さんが起きていた。村人たちが「どこか具合が悪いのか」と聞くと、ふたりは「釜戸や家財道具がなくなっていて、手元に残っているのは布団と着物などを入れる大箱だけ」と、眠気交じりに話した。

村人のひとりが「泥棒が盗みに入ったのでは?」と心配そうに話したが、ふたりは驚くこともなく、またのんきに眠ってしまうのだった。

夜になって、ふたりが布団を敷こうとしたが、今度は布団がなくなっていた。あちこち探し回っても布団は見つからず、仕方なく大箱の中に入って眠ることにした。

ふたりが眠りについたのを見計らって、家に泥棒が入ってきた。大箱の中にふたりが眠っていることは知らず、大箱を背負って山の方へ走って行った。

しばらくすると大箱の中からふたりの会話が聞こえて来たので、泥棒は大箱に化け物が入っていると勘違いし、大箱を放り投げてどこかへ逃げてしまった。

放り投げた際、大箱の蓋が開いたのだが、中のふたりが目を覚まし、上を見上げると星空が見えたので屋根が盗まれたと勘違いした。

何も知らないふたりは慌てることもなく「流石に家ごと盗むことは出来なかったのだろうし、屋根の無い家を盗む泥棒はいないだろう。泥棒の心配もなくなったし、朝まで時間があるからまた寝ようか」と、のんきに言って山の中で眠ってしまうのだった。

(投稿者: Kotono Rena 投稿日時 2013-9-8 20:48)


ナレーション市原悦子
出典水澤謙一(未来社刊)より
出典詳細とんと昔があつたげど 第二集(日本の昔話02),水沢謙一,未来社,1958年5月15日,原題「眠り好きの爺さと婆さ」,採録地「小千谷市首沢」,話者「川上イマ」
場所について小千谷市首沢(現在の小千谷市南荷頃の首沢地区、地図は適当)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
地図:小千谷市首沢(現在の小千谷市南荷頃の首沢地区、地図は適当)
追加情報
このお話の評価5.0000 5.00 (投票数 1) ⇒投票する
※掲載情報は 2013/9/8 21:36 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 78  件):   <前  1 ..  49  50  51  52  53  54  55  .. 78  次>  
コメント一覧
2件表示 (全2件)
ゲスト  投稿日時 2016/9/29 15:33
おじいさんとおばあさんはナルコレプシーなのか?
ゲスト  投稿日時 2015/7/3 20:51
じじばばと猫、かわいそっす
その後どうなったのかな?
投稿ツリー
2件表示 (全2件)
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

54 人のユーザが現在オンラインです。 (36 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)