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No.0112
ひめぶちのうた
姫淵のうた

放送回:0068-A  放送日:1977年01月22日(昭和52年01月22日)
演出:漉田実  文芸:漉田実  美術:漉田実  作画:漉田実
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あらすじ

乱世に生きる(松谷みよ子,1973年2年10日)に、同タイトル名のお話があり「このお話かもしれない」ということであらすじを書いてみます。

信州の木曽川に沿って、敵に追われていた姫が上流へと歩いていた。

途中の部落に助けを求めると、かかわり合いたくない村人たちは姫に手を差し伸べなかった。父上も敵に殺され、一人ぼっちで寂しく疲れ果てフラフラになりながらさらに上流に進むも、途中でつっぷしてしまった。

その時、高倉の爺さまが姫を背負って自宅まで連れて行ってくれた。あったかいお粥と村娘の着物を与えて休ませた。姫は、途中で聞いた田植え唄を爺さまに教えてもらい、自分ものどかな山里で田植えをして暮らせるなら、、、と思った。

しかし、爺さまの家の近くにまで執拗な追っ手が迫り、やむなく爺さまは姫に焼き飯を持たせ、さらに峠を越えて逃げるように姫に言って旅立たせた。

姫はどうにか岩倉峠を越える事ができたが、とうとう追っ手に追いつかれた。穏やかに暮らしたかったうら若き姫は、絶望の涙を流しながら田植え唄を歌いつつ田植えの真似をした。そして、碧色に透き通った淵に身を投げた。

(紅子 2012-5-2 19:38)


ナレーション未見のため不明
出典クレジット不明
出典詳細乱世に生きる(日本の民話08),松谷みよ子,角川書店,1973年2年10日,原題「姫淵の歌」,伝承地「長野県」※かもしれない
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※掲載情報は 2012/5/2 19:38 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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タツモツ  投稿日時 2022/2/17 17:05
この回の絵コンテは他の杉井ギサブロー氏の絵コンテと共に70万で落札されたそうです…
あと、出典は「乱世に生きる」(角川書店)ではなく、「信濃の民話」(未来社)ではないでしょうか…
ゲスト  投稿日時 2018/8/10 14:39
これは長野県木曽郡上松町に伝わるお話のようです。
身を投げた姫淵や姫を祭った姫宮神社というのが
有ります。
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