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No.0720
いじわるじじいせっこぎばばあ
いじわるじじい・せっこぎばばあ

放送回:0452-A  放送日:1984年07月14日(昭和59年07月14日)
演出:樋口雅一  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:樋口雅一
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あらすじ

昔あるところに、気短で威張り屋の爺さんと無精者の婆さんが住んでいました。

じじいが種まき用の豆をばばあに持ってこさせようとしますが、いつまでものんびり数を数えています。「くそばばぁ早くしろ!」と罵詈雑言。

いつまでたっても寝ている婆。しびれをきらせたじじいが家に戻ってみると食事を食べていました。しかもじいさんの食う分なんて用意していません。一人でほとんど食ってしまいました。「自分の食べる分を作ったんだ」と、ばばあ。

切れたじじいは「おまえのために畑を耕しているんじゃねぇ!」。ばばあは実家に帰ってしまいました。せいせいしたと思っていましたが、やはりさびしいじじい。さんしょの木をに届けてもらいます。

「さんしょの木」→「木さんしょ」→「来さんしょ」という謎かけでした。これに気付いたばばあ、怒って「ねずみ」とさんしょの木を送り返しました。ねずみの「ジィジィ」鳴く音とかけて「じじい来さんしょ」という意味でした。

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


ナレーション市原悦子
出典岩手県
備考せっこぎ=怠け者
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追加情報
このお話の評価7.1429 7.14 (投票数 7) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/3/4 1:17 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
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カケス  投稿日時 2021/8/15 10:17
このお話、終始じい様がばあ様を怒鳴り散らしていますが、実はばあ様も結構反論していて負けていないところが良いです。
じい様とばあ様がけんかして、ばあ様が実家に帰ってしまうことによりばあ様のありがたみを改めて知り、帰ってきてほしいと願うじい様。意地を張って実家に帰ったはいいが、結局退屈なばあ様。なんだかんだ言って、二人は一緒で居心地が良いのかもしれませんね。アメリカの猫とネズミのアニメと同様に「仲良くけんかしな」と言いたくなってしまいます。
そして仲直りの方法も素敵です。山椒の木やネズミで謎かけなんて、二人とも頭がいいなぁ、自分ではわからないなぁと感心してしまいました。現代でもけんかをした後にメールやLINEで謝るなんていうことがありますが、それと似ています。時代は変わっても人間がやることはあまり変わらないのかもしれませんね。
頭方  投稿日時 2018/12/1 22:13
樋口作品、最終作!
ゲスト  投稿日時 2018/7/15 22:34
にしても毎日毎日「クソババア!クソババア!」と怒鳴り散らすのはお人好しとも言えないでしょうw
ゲスト  投稿日時 2016/6/20 22:01
普通の人でも山椒から来いを考えつくとは、なんと情趣を解するひとが多いのか!
ゲスト  投稿日時 2016/6/17 13:21
ばあさまが実際怠け者すぎてそれに対しじいさまがぐう正論しか言っていないのにいじわるじじいとされているのが気になる……。
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