ある所 (68 件)
この「ある所」カテゴリ内のお話は、場所が明確になっていない、全国的に広く分布されているため場所の特定ができない、のお話です。いくつかのお話には、場所を絞り込めるものもありますが、全国的に広まっているお話の場合はこのサイトではあえて場所を限定しないようにしています。
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昔々、北風の吹く山道を一人の男がとぼとぼと歩いておりました。男はお茶売りです。その日はどうしたものかさっぱり売れず、行ったことのない田舎の方へ足を伸ばしてみることにしま...
昔、正直で働き者のおじいさんが、山で木を切っていた。昼になったので、おばあさんが作ったお弁当(焼きオムスビ2つ)を食べようと包みを開けたが、うっかりおむすびを転がしてし...
ある日爺さまが蛙を呑もうとしている蛇に、呑まんでくれたら自分の娘を嫁にやろうと言い、蛙を助けた。ある満月の夜一人の侍が訪れ、自分はあの時の蛇であり嫁を貰いにきたと言う。...
ある漁村では魚がたくさん捕れたので、村の人々は豊かに暮らしていた。その活気ある村で、魚を捕るのが苦手なスボロという若者がいた。間抜けなスボロは村の人からは相手にされず、...
昔、ある所に、働き者のお爺さんと強欲で怠け者のお婆さんが住んでいました。ある日、いつものようにお爺さんが山で柴を刈っていると、ほら穴から「柴よこせー、柴よこせー」と声が...
母親と3人の子供が住んでいた。母親は「山姥が出るから決して母さん以外の人が来ても戸を開けてはいけない」と、言い聞かせて隣村へ仕事に行った。でもそのお母さんも帰りに山姥に...
昔ある村の西のはずれに西の山と呼ばれる山があった。西の山は小鳥のすみかであった。そして西の山の近くの村の子供たちはみんな元気で、毎日あたりを駆け回っておった。ある日、子...
ある男が夜道を歩いていると、前から白い服を着た変な者がやって来た。男は不思議に思ってお前は 誰だと聞くと白い者は「死神だ」と答えた。死神は男に「俺が病人の尻の方に座るとそ...
ある家を七福神が担当することになったが、弁天だけなかなかやってこない。残る6人が割り当てが終わったところでようやく弁天が来たが、残っていたのは厠だけだった。弁天はしぶし...
昔、ある村に太郎べえと次郎べえという男がいた。ある日のこと、二人は都見物を思い立ち、二人そろって京の都に向けて旅に出た。初めて見る京の街は、何を見ても珍しく、楽しく、二...
昔まんまる山で、鳥たちが愉快に宴会をしていました。カラス、フクロウ、鷹など、いろんな鳥たちが仲良く酒を飲んでいるうちに「鳥の中で一番強いのは誰か?」という話になりました...
昔ある所に、狐がたくさん住む森があって、いつも森を通る人々を騙してばかりいました。この森の近くに住む、権(ごん)さんという男は、森の中では何でも狐に見えるらしく、誰かれ...
昔、ある山のふもとに二人の木こりの爺さんが住んでいました。年はとっていましたが働き者の爺さんと、怠け者の爺さんの二人でした。ある日、働き者の爺さんが池のそばで木を切って...
昔、武芸の道を究めるため諸国を巡り歩く橋本庄左衛門という侍がいた。この庄左衛門、ある時宿屋で“めいしん秘密の法”という不思議な術の話を聞いた。なんでも、災難に遭っ...
むかし、あるところにお人好しの親父とその息子がおった。ある日のこと、親子は三年間育てた馬を町まで売りに行くことになった。そこで、息子が馬に乗ってそれを親父がひいて行くこ...
むかしむかし、一人の百姓じいさまが馬を連れて、良い声で歌いながら山道を歩いておった。ところが、山道に差し掛かった頃、道の向こうから、ずしんずしんと天狗様がやって来た。そ...
昔あるところに、村人みんなが働き者の豊かな村がありました。村には、勘助という一人の若者がいて、昼は野良仕事に精を出し、夜は木彫りの仏像を作っていました。ある秋の夕暮れ、...
昔ある所の山寺に、和尚さんと小僧さんが住んでいました。ある時、二人はおいしい煮豆を作りました。和尚さんは煮豆を湯呑に入れて、小僧に隠れて便所でこっそり食べていました。小...
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