ある所 (68 件)
この「ある所」カテゴリ内のお話は、場所が明確になっていない、全国的に広く分布されているため場所の特定ができない、のお話です。いくつかのお話には、場所を絞り込めるものもありますが、全国的に広まっているお話の場合はこのサイトではあえて場所を限定しないようにしています。
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むかしむかし、北国では雪がまだ本当に白い色ではなかった頃の話です。ある冬の事、北国の庄屋の家に遠い村から小さな娘っ子が奉公にやってきました。娘っ子は良く働きました。仕事...
むかし、ある村に仲の良い双子の兄弟がおった。二人はいつも一緒で、兄は弟を『おい』と呼び、弟は兄を『やい』と呼んでおった。ところがある時、兄の『やい』が病気になった。弟の...
昔、ある一軒の傘屋で、傘屋の主人と奉公人の小僧が傘張りの仕事をしていた。店の中のタンスの上には「焼き物の婆さま」が置いてあって、ふたりの仕事ぶりを見守っているようだった...
昔々、地頭様と呼ばれる偉い人が強い勢力を持っていた頃の事。ある村の百姓夫婦が、畑仕事の折に不思議な石を拾った。それは緑色がかった、良く光る石であった。夫婦はその石を神様...
昔、あるところにお寺があり、和尚さんと珍念(ちんねん)という小僧さんがいました。この珍念はとてもいたずら好きで、いつも和尚さんからお灸を据えられていました。ある日の事、...
昔ある所の山寺に、和尚さんと小僧さんが住んでいました。ある時、二人はおいしい煮豆を作りました。和尚さんは煮豆を湯呑に入れて、小僧に隠れて便所でこっそり食べていました。小...
むかしむかし、一人の百姓じいさまが馬を連れて、良い声で歌いながら山道を歩いておった。ところが、山道に差し掛かった頃、道の向こうから、ずしんずしんと天狗様がやって来た。そ...
昔あるところに、旅の坊さんが今夜の宿を探しておりました。坊さんはやがて、森を背にして建つ、粗末な家の前に来ました。そこには一人のばあ様が住んでおり、ばあ様は快く坊さんを...
昔の正月は今の暦と違い、旧暦で祝っていた。今の暦で言うと2月中旬から下旬ごろにあたる。明日は正月だという大晦日の日。タケサク、ハナ、そして赤ん坊のゴロウはお正月を楽しみ...
昔ある所に、いたずら者でひょうきん者の、年老いたカッパが住んでいました。ある年の田植えの時期、この日はお寺の田植えの日でした。村中の人たちが集まって、朝から夕方にかけて...
いつもいたずらばかりしているきつねのごん。ある日、兵十という男が、うなぎをとろうとしていました。ごんは、いたずらをしようと、そのうなぎをぬすんでしまいました。しかし、そ...
ある池に横着者のカエルが住んでいた。このカエル、ある時楽をしてあちこち見物して歩きたいものだと思いつき、通りすがったネズミに「俺はお前の親父の友達だ」と嘘をついて言葉巧...
昔、あるお寺に和尚さんと小僧さんの珍念が住んでいた。この地方では婚礼になると村の若い衆が「お地蔵さんのように腰を落ち着ける」という意味で『お地蔵さん』を担いで婚礼のある...
むかし、あるところにお人好しの親父とその息子がおった。ある日のこと、親子は三年間育てた馬を町まで売りに行くことになった。そこで、息子が馬に乗ってそれを親父がひいて行くこ...
昔、ある村に大きな屋敷に住む長者どんがいた。この長者どん、立派な屋敷に住んでいるのに加え、大層なお宝を持っていた。そのお宝とは、金で出来た、まばゆいばかりの仏様であ...
昔ある村の西のはずれに西の山と呼ばれる山があった。西の山は小鳥のすみかであった。そして西の山の近くの村の子供たちはみんな元気で、毎日あたりを駆け回っておった。ある日、子...
昔あるところにノミどんがおった。ノミどんは京に行きたくて、頭の中には京のことが浮かんでは消え、消えては浮かんでを繰り返しておった。ある日とうとう、ノミどんは京参りをする...
昔、ある所にウサギのうさ吉がいた。ある朝、カメどんに会ったうさ吉は、ちょっとカメどんをからかってやろうと思い、「おはよう」と挨拶するカメどんにこう言った。「“おはよう...
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