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No.0069
ゆうれいのさかもり
幽霊のさかもり
高ヒット
放送回:0041-B  放送日:1976年07月17日(昭和51年07月17日)
演出:高橋良輔  文芸:沖島勲  美術:西田稔  作画:岩崎治彦
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あらすじ

昔ある所に、一軒の骨董屋がありました。今日はあいにく主人夫婦が留守で、甥の忠兵衛が留守番をしていました。

ふと一人の客が入ってきて、店内のいろいろな掛け軸を手に取りはじめました。そして、女の幽霊が描かれている掛け軸に目がとまり、これはいくらか?と、忠兵衛に尋ねました。

この掛け軸は、ただ同然で買ってきたガラクタ品でしたので、忠兵衛は二十文という意味で二本の指を見せました。すると客は「なんと二十両か!それは安い!」と大喜びして、明日に代金を持ってくるからと手付金を払って帰っていきました。

その夜、忠兵衛は大金を手にしてすっかり嬉しくなり、幽霊の掛け軸の前で、ひとりで酒盛りを始めました。掛け軸の中の幽霊に「お前もちょっと出てきて酌でもしてくれや」と声をかけると、なんと本当に掛け軸から幽霊が出てきました。なんとも不思議な事で、初めは怖がっていた忠兵衛も、美人な幽霊のお酌ですっかり酔い潰れてしまいました。

翌朝、目を覚ました忠兵衛の目の前には、幽霊が寝姿になっている掛け軸がありました。はやく女幽霊に起きてもらって元の立ち姿に戻ってもらわないと、二十両がぱぁになってしまう、、、と忠兵衛は困惑しました、とさ。

(紅子 2012-3-13 1:08)


ナレーション常田富士男
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第12集(DVD第58巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第17巻-第084話(発刊日:1977年7月20日)/講談社テレビ名作えほん第023巻(発刊日:1978年3月)/二見書房[怪談シリーズ]第2巻_幽霊こわ~い(発刊日:1994年6月25日)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説には地名の明記はない
講談社の300より書籍には地名の明記はない
レコードの解説よりLPレコードの解説には地名の明記はない
このお話の評価7.8889 7.89 (投票数 9) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/3/13 1:08 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
8件表示 (全8件)
taneugene934  投稿日時 2021/11/16 20:40
見に行くだけで、私たちは自分に向かってつぶやくことはできない。考える前に考えても。
絵師  投稿日時 2021/9/13 23:06
この幽霊の掛け軸ですが、これはひょっとしたら妖怪「画霊」の一種かもしれません。
絵師  投稿日時 2021/9/13 23:03
この昔話、小学校の図書室でよく似た本があった記憶があります。
もんた  投稿日時 2020/2/16 16:00
酒は飲まないのですが楽しそうです。
あいはふり  投稿日時 2019/7/26 14:08
主人公の一人芝居のシーンはこれぞ市原さんの真骨頂というキレとテンポ。何度見ても愉快です。
その後で急に空しくなって、フンっと屁をするあたりの演出の妙も大いに笑わせてくれます。
鬼喜來のさっと  投稿日時 2016/12/8 17:18
出典不明ですが、元ネタは鶯亭金升の作と伝わる上方落語「応挙の幽霊」ですね。
beniko  投稿日時 2011/10/21 19:07
このタイトルショット部分、DVDの綺麗な映像で早く見たいです。
マニアック  投稿日時 2011/10/20 20:39
タイトルショットに、柄が入っている。画期的だったねー。
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