投稿者:Perenna 投稿日時 2021/6/18 23:48
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この昔話は、角川書店の「日本の伝説20・神奈川の伝説」にも書かれています。
「茅が崎市西久保円蔵の小室家には、家宝の河童徳利がある。
昔、間門川の近くに五郎兵衛という百姓がいた。ある日、五郎兵衛が間門川で馬を洗っていると、馬の尻に河童がすいつき馬を川に引きずりこもうとした。五郎兵衛は、村人と河童を捕えて木に縛りつけて帰って行ったが、夜になると哀れになり縄を解いてやった。次の晩、河童が徳利をもって礼にきた。その徳利は、不思議に酒を入れないのにいくらもでてくるが、底を三回たたくとでなくなるという。
五郎兵衛は、毎日、徳利かかえて飲んだくれていた。畑は荒れほうだいになった。そんなある日、五郎兵衛が馬小屋をのぞくと、馬はなつかしげに頬をすりよせてきた。五郎兵衛は、ハッと心を入れかえて徳利の底をたたいた。そして前にもまして働くようになったという。
五郎兵衛は、文政七年(1824)正月二日に亡くなったが、河童徳利は、大山街道べり見世物になって見物にくる人でにぎわったという。」
小室家といえば、小室圭さんの父方のご実家は、藤沢市善行にあるそうです。
五郎兵衛の子孫の茅ケ崎市の小室家とは、なにか関係があるのでしょうか?