またたび についてのコメント&レビュー投稿
雪がしんしんと降り続いているある夜の事、一人の男が女房に向かって話しはじめました。
昔、長野の塩尻に、病気の母親と暮らす一人の博打好きな若者がいました。若者は毎日博打に...…
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投稿者:のりくん 投稿日時 2012/12/13 22:44
塩尻市観光課から回答をいただきました。『またたび』は昭和50年初版の塩尻史談会(塩尻市教育委員会内)編集『塩尻の伝説と民話』(塩尻市立図書館蔵書)中の宗賀編『山の昔話三題』のうちの一題として掲載されておりますが、この本の文中には『カモシカ岩』の場所やカモシカ岩のある山の名前について具体的な記述はなく、この本の編集委員も既に全員が他界して現在は会として活動していないため、残念ながらカモシカ岩や語りべの居住場所の特定はおろか問い合わせる先もないのが現状となっております。
ちなみに同著の宗賀編に組み込まれていた話なので宗賀地区に伝わる民話ではないかと思い塩尻市宗賀支所へ問い合わせてみたところ、職員にこの民話を聞いたことのあるものはおらず、宗賀地区からみて身近にある『山』というと比叡ノ山か雷鳴山が思いつくそうですがカモシカ岩は聞いたことがないという回答でした。
投稿者:蛇足 投稿日時 2014/3/5 0:00
知名度の低い昔話ですが、不屈の傑作だと思います。必至の思いで手に入れた甦りの水が、結局は間に合わず、死別を避ける事ができないという筋に加えて、死者の前で湧出する描写が冴えていて、さらに追い打ちをかけるように、それらの失敗が、男を改心させ平凡な一家庭の屋台骨となったということが語られる。宗教美学とさえいえるような、そんな深い味わいがある作品です。
投稿者:ラザニア 投稿日時 2018/2/9 23:01
この話を見てパチンコをやめました。 今は年取った母親の親孝行しています。
投稿者:らんきち 投稿日時 2018/9/4 0:59
母親は腹に水が溜まる病気、とあったので肝臓系の病気でしょうか。
この話を再放送で見たのが母が肝臓癌で亡くなった直後で、母も腹水がパンパンに溜まっていたのを思い出して泣いてしまいました。
息子の気持ちがお母さんに通じたのが救いです。