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おんがえしばなし(幼年みんわ03)
書籍名おんがえしばなし(幼年みんわ03)
編著名宮脇紀夫
出版社偕成社
発刊日1972年
管理番号ksym03
※掲載情報は 2015/5/5 11:47 現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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収録数14話
収録数14話

目次

じぞうさんにかさ,おおかみうし,かにとへび,さるの名刀,花のかんざし,おおみそかのばん,ひきがえるとむすめ,ふしぎな手ぬぐい,にんぎょのみやげ,きつねうま,かめとおぼうさん,ぞうとさる,たばこ入れのまくら,さむがりたぬき

おんがえしばなし(幼年みんわ03)読んだ感想というかメモ

じぞうさんにかさ
この話は「笠地蔵」の民話として有名で、全国的に類話があります。お地蔵さんのお返しで、年の瀬に幸運をつかむという話は「大歳の客」と同じ系統のもので、のっぴきならない借金取りの来る大晦日を、希望的に願う心から、こうした幸運譚が生まれたものと思います。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
おおかみうし
古くから牛の産地としてしらせる中国地方の民話で、この話は「島根県口碑伝説集」にあります。主人公は伯楽(牛馬を売買する人)で信仰深く、出雲大社参詣の途中の出来事と言われています。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
かにとへび
岐阜地方に伝わるものですが、大阪、和歌山、そのほかの地方にも類話があります。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
さるの名刀
九州地方に伝わる民話で、大名が江戸に参勤交代で出ていく途中の出来事となっています。「日本の昔話:柳田国男著」に「猿正宗」と題して収められています。「今昔物語」にも「猿正宗」に似た話がありますが、タコが大貝に変わっています。(解説より)
花のかんざし
「鶴女房」として、全国的に類話があります。本来は鶴が女房になる話です。新劇で有名な「夕鶴:木下順二作」は、この話を素材としています。蛇やカエルや狐などの動物が、人間の女房になる話はたくさんあります。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
おおみそかのばん
年の瀬に幸運をつかむという話は「笠地蔵」と同じ系統のもので、のっぴきならない借金取りの来る大晦日を、希望的に願う心から、こうした幸運譚が生まれたものと思います。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
ひきがえるとむすめ
朝鮮半島に伝わる民話ですが、これに似た話は日本にもあります。(解説より)
ふしぎな手ぬぐい
長崎県に伝わる民話で、徳島、静岡地方にもこれに似た話があります。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
にんぎょのみやげ
アラビアン・ナイトに入っているもので、アラビア地方に伝わる民話です。(解説より)
きつねうま
青森地方の民話で、有名な「文福茶釜」と同じ種類のものです。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
かめとおぼうさん
「日本の昔話:柳田国男著」に「弘済和尚と海亀」と題して収められています。「弘済和尚と海亀」は、瀬戸内の広島地方に伝わる海賊譚で、伝説ともいえるでしょう。(解説より)
ぞうとさる
インド民話です。(解説より)
たばこ入れのまくら
北海道に伝わるアイヌの民話です。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)
さむがりたぬき
茨城地方の民話で、日本的おもしろ味のある一つです。※この民話は「日本昔話集成:関敬吾著」に収められているものです。(解説より)

※この書籍情報は、紅子が実際に書籍を手にして内容をざっと確認したものです。(2012年7月現在)

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