源義家(八幡太郎義家)が奥州に進軍した時のお話です。
鬼怒川の釜ヶ淵の悪蛇が邪魔をして進めません。宇都宮氏初代当主の宗円法師の祈りによって将軍地蔵が出現して悪蛇を退散させたので、勝山城を守護する寺院として堂っ原に将軍地蔵万願寺を建てました。
室町時代のころ、ここから日光山へ修行に行ったお坊さんがいじわる山伏にそうめんを無理やり食べさせられて気絶しました。すると、別のお坊さんがやってきて、日光中のそうめんを食べつくしたので山伏は降参しました。
そこで、お坊さんは将軍地蔵の姿を現し、お坊さんを連れて勝山に帰りました。これから「そうめん地蔵」の伝説が生まれ、日光の責め・強飯式が起こったといわれています。
戦国時代に北方の那須勢(扇の的のお話で有名な弓の名人・那須与一が出た家)が攻めてきて焼き討ちをしたので万願寺は焼けてしまいました。
(2012年 11月25日、マルコ氏撮影)
お話URL | http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=545 |
関連するお話 | そうめん地蔵 |
住所 | 栃木県さくら市氏家 |
さくら市ホームページ | http://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/site/shittoku/soumenjizou.html |