このお話に投票する
  • 各お話への投票は一度だけにお願いします。
  • 評価は 1 から 10 までです。(1が最低、10が最高)
  • 客観的な評価をお願いします。点数が1か10のみだと順位付けの意味がありません。
  • サイト管理人は各お話に投票できません。
  

No.0936
おいしさま
お石さま

放送回:0589-A  放送日:1987年03月07日(昭和62年03月07日)
演出:しもゆきこ  文芸:沖島勲  美術:しもゆきこ  作画:堀田篤子
東京都 ) 13802hit
いつも一緒に居たい、男石と女石の話

昔あるところのお屋敷の裏庭に、一つの石がありました。この石は、先祖代々ありがたいと伝わる大切なお石さまでした。

この屋敷の旦那さんは、裏庭なんかに置いておくよりも、ありがたい八幡様の境内に運び上げたいと考えました。旦那さんはさっそく植木屋さんを数人集め、お石さまを担ぎ上げようとしました。

しかし、とりわけ大きくもないお石さまは、二人がかりで持ち上げようとしてもびくとも動きませんでした。見た目以上に重たいお石さまを8人がかりで担ぎ上げ、息を切らせながら八幡様の境内へ運びました。

その夜、屋敷の旦那さんは職人衆の労をねぎらって宴会をひらきました。夜も更けて、すっかり酔っぱらった旦那さんと職人たちは、座敷でそのまま寝込んでしまいました。すると不思議なことに、眠り込んでいた全員が「大きな石につぶされる」という悪夢を見て飛び起きました。

目を覚ました旦那さんたちは、「もしかして、境内に運んだお石さまは、男の石という意味のおいし様じゃなかろうか?」と考えました。翌朝、旦那さんたちはお石さまの元あった場所を掘ってみると、そこには女石さまが埋まっていました。この女石さまは、地面を掘れば掘るほど地中深くに沈んでいきました。

旦那さんたちは、「きっと男石さまと女石さまは、この裏庭で一緒にいたいのだろう」と考え、境内に安置した男石さまを元の場所に戻すことにしました。裏庭に戻される事になった男石さまは、境内に来た時とは逆にまるで軽石みたいに軽くなり、ひょいひょいと軽やかに運ぶことができました。

この二つの石は「男石様(おとこいしさま)」「女石様(おんないしさま)」と呼ばれ、末永く大切にまつられました。今でも、東京八王子の力石(ちからいし)というところにあるそうです。

(紅子 2013-7-7 0:43)


参考URL(1)
http://hachisan.michikusa.jp/63tikaraishi(kamiongata).html
ナレーション常田富士男
出典東京のむかし話(日本標準刊)より
出典詳細東京のむかし話(各県のむかし話),東京むかし話の会,日本標準,1975年09月25日,原題「お力石さま」,再話「古世古和子、来栖良夫」
備考石は八王子の恩方の小林家の裏庭にあるとの事。
場所について八王子の恩方町(地図は適当)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
8.0000 8.00 (投票数 4) ⇒投票する
※掲載情報は 2013/7/7 0:43 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

66 人のユーザが現在オンラインです。 (22 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)