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No.0060
てんぐのはうちわ
天狗の羽うちわ
高ヒット
放送回:0035-B  放送日:1976年06月05日(昭和51年06月05日)
演出:小華和ためお  文芸:沖島勲  美術:竹森佳史  作画:福田皖
福島県 ) 52207hit
鼻が伸びるウチワを使って長者の娘にイタズラする若者の話

男が天狗にサイコロ博打で勝ち、借金のカタに羽うちわを奪う。これはあおぐごとで鼻を伸び縮みさせる羽うちわだった。

男はこれで長者の娘の鼻を延ばし、自分が元に戻して婿入りする。その後、男が暑いからあおげと言って寝たので、娘が間違って羽うちわであおぎ男の鼻を延ばしてしまう。

はるか上空ではなぜか橋の工事をしていて(天の川の橋か?)鼻を柱と間違えて釘を打ち込んでしまう。 目を覚ました男は娘にうちわを裏返しにしてあおがせるが、鼻の先を釘で固定されていたので鼻が縮むと男は空へ消えてしまった。

(投稿者: jerald 投稿日時 2011-11-24 18:50)


ナレーション市原悦子
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第4集(DVD第19巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第5巻-第023話(発刊日:1976年8月10日)/童音社BOX絵本_第21巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/国際情報社BOX絵本パート1-第019巻(発刊日:1980年かも)/二見書房まんが日本昔ばなし第4巻-第14話(発刊日:2005年12月7日)/講談社デラックス版まんが日本昔ばなし第31巻(絵本発刊日:1985年06月15日)/講談社テレビ名作えほん第005巻(発刊日:1977年8月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説には地名の明記はない
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「福島県の昔ばなし」
国際情報社の絵本より天狗は、もともと、きびしい自然、険しい山を象徴するものの一つとして考えだされたのでしょうが、この話に登場する天狗はちょっと間がぬけていて、人間のとんち者に手もなくだまされてしまうという、かわいい天狗です。天狗の羽うちわで鼻が長くなる話は、全国各地にあり、この話では、天の川の橋にくぎづけされるあたりが、他の話と変わっているところでしょう。羽うちわと使って、長者どんの娘と結婚しようという、よこしまなこんたんが、結局は身を滅ぼすことになりますが、庶民の心の中にひそむ二面性、長者になりたい気持ち、長者になった者を快く思わない気持が下敷きになっているようです。(地名の明記なし)
講談社のデラックス版絵本より山の神様と考えられていた天狗は、深山に住み、きびしい修行を重ねる修験者のように描かれることが多いのですが、このお話に出てくる天狗は、サイコロ欲しさのあまり、自分の大切な羽うちわを手放してしまうというなんとも愛すべき性格の持ち主です。一方、天狗の羽うちわを手に入れた男は、それを悪用して長者の娘むこになる事に成功しますが、それもつかのま。自分の鼻がのびて、工事中の天の川で橋の杭として使われ、空のかなたに消えてしまったのでした。良くない心で魔法を使えば、自分もまたそれによって罰を受けることになる、というわけです。(福島地方のお話)
講談社の300より書籍には地名の明記はない
レコードの解説よりLPレコードの解説には地名の明記はない
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※掲載情報は 2011/11/24 19:20 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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