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No.0043
さんまいのおふだ
三枚のお札
高ヒット
放送回:0025-A  放送日:1976年03月27日(昭和51年03月27日)
演出:小華和ためお  文芸:沖島勲  美術:河野次郎(スタジオユニ)  作画:山崎久
東北地方 / 新潟県 ) 259668hit
あらすじ

ある山寺のやんちゃな小僧が和尚さんにお願いして山へ栗拾いに行かせて貰うこととなった。

和尚さんは、山姥が出たら使うようにとお札を三枚出して小僧に渡す。小僧は山で栗拾いに夢中になって、すっかり日が暮れてしまった。心細く思っているところへ、一人のお婆さんが現れた。お婆さんは、小僧の拾った栗を茹でてやるといい、家に呼んだ。

お婆さんが山姥だと気づいた小僧は小便がしたいと言うと、山姥は逃げられないように縄をつけて便所に行かせた。小僧は縄を解き、お札を自分の身代わりに返事をするように命じて、便所の窓から逃げ出す。

それに気づき追いかける山姥に、二枚目のお札で大水を出し、山姥を流そうとするも、山姥は大水を全部飲み込んでしまった。三枚目のお札で今度は火の海を出すが、山姥は先ほど飲み込んだ大水を吐き出して火を消してしまう。

ようやく小僧がお寺にたどり着いたときは、山姥はすぐ近くまで追ってきていた。しかし和尚さんはなかなか戸を開けてくれない。小僧はやっとのことで戸を開けてもらい、部屋の中に隠れる。山姥がやってきて和尚さんに小僧をどこにやったかと訪ねると、和尚は自分と技比べをして勝ったら教えてやるといい、山姥を豆粒ほどの大きさにすると餅でくるんで食べてしまった。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 14:40 )


ナレーション常田富士男
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第2集(DVD第9巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第4巻-第018話(発刊日:1976年7月20日)/童音社BOX絵本_第08巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/講談社デラックス版まんが日本昔ばなし第17巻(絵本発刊日:1984年10月15日)/講談社テレビ名作えほん第005巻(発刊日:1977年8月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説によると「新潟地方の昔ばなし」
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「東北地方の昔ばなし」
講談社のデラックス版絵本より昔、やんちゃな子どもは、「いうことをきないとやまんばに食われちゃうぞ。」といわれながら大きくなっていったのでしょう。この「三枚のお札」の小僧もたいへんやんちゃで和尚さんを困らせてばかりいます。ある日、和尚さんがとめるのもきかずに山に栗拾いに行き、やまんばにつかまって必死に寺まで逃げ帰りました。小僧を追って寺までおしかけてきたやまんばを騙し、小さくして食べてしまう和尚さん。この冷静さ、機知にとんだ態度はさすがですね。日本の神話「よもつひら坂」には、この話に似た話が出てきます。(東北地方の昔ばなし)
講談社の300より書籍には地名の明記はない
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※掲載情報は 2012/8/14 14:40 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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