このお話に投票する
  • 各お話への投票は一度だけにお願いします。
  • 評価は 1 から 10 までです。(1が最低、10が最高)
  • 客観的な評価をお願いします。点数が1か10のみだと順位付けの意味がありません。
  • サイト管理人は各お話に投票できません。
  

No.0364
だんまりよめっこ
だんまり嫁っこ

放送回:0228-A  放送日:1980年03月15日(昭和55年03月15日)
演出:高沢孫一  文芸:沖島勲  美術:水野尾純一  作画:高橋邦仁
ある所 ) 15763hit
あらすじ

昔、あるお寺に和尚さんと小僧さんの珍念が住んでいた。

この地方では婚礼になると村の若い衆が「お地蔵さんのように腰を落ち着ける」という意味で『お地蔵さん』を担いで婚礼のある家の前に運び、婚礼のある家から『餅』をもらう習わしだった。

ある日、婚礼があるという事で小僧さんは餅が楽しみで仕方が無かった。お弔いや婚礼の時はお寺にも餅が届けられるからだった。しかし夜遅くなっても餅が届かない。しばらくすると花婿さんがお寺に駆け込んできた。花嫁が大変だからすぐに来て欲しいという。

花嫁がお地蔵さんを運んできた若い衆に餅を配ろうとしたとたん、物が言えなくなってしまったというのだ。

和尚さんと珍念が家に駆けつけると、花嫁さんが苦しそうにうずくまっていた。和尚さんは早速魔除けの祈祷を行ったが効き目が無かった。

花嫁さんをじっと見つめていた珍念はある事に気がついて、和尚さんにそっと耳打ちをした。

珍念は自分と花嫁以外の人を部屋の外に出すと、花嫁は起き上がって口を動かし、何かを飲み込んだ。

花嫁は若い衆に『餅』を配るとき、我慢できずに餅をひとつ『つまみ食い』をしたが、人が来たので飲み込むことが出来ず、それで物が言えなくなったふりをしていたのだった。

婚礼の晩のとんだ騒ぎだった。

(投稿者:のんの 投稿日時 2014/8/10 16:03) 


ナレーション市原悦子
出典クレジット不明
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
8.5000 8.50 (投票数 2) ⇒投票する
※掲載情報は 2014/8/10 17:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

40 人のユーザが現在オンラインです。 (26 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)