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No.0288
のんべえじぞう
のんべえ地蔵

放送回:0179-B  放送日:1979年03月31日(昭和54年03月31日)
演出:小林三男  文芸:沖島勲  美術:小林光代  作画:つちだこういち
茨城県 ) 16790hit
ザルにお酒を注ぎ徳利に豆腐をねじ込む、酒好きな地蔵さんの話

昔ある村に、小さな一軒の酒屋と豆腐屋がありました。

ある寒い冬の夜、なんとも変わった顔の坊さんがお酒を買いにやってきました。「酒を一升くれ」と坊さんが差し出したのは、小さなザルでした。酒屋の主人は驚いて「徳利じゃないと酒が漏れるから」と売るのを断りましたが、坊さんは全く気にせずザルに酒を入れ始めました。

しかし予想に反して、ザルからは一滴も酒が漏れませんでした。唖然と驚く主人を残して、坊さんはガクガクと変な歩き方で去っていきました。

丁度その頃、同じ顔した坊さんが同じ町の豆腐屋に、豆腐を買いに来ていました。ここでもこの坊さんは、四角い豆腐を徳利に入れるという神技をやってのけ、悠然と歩き去っていきました。

こうしてこの坊さんは連日、酒と豆腐を買いに現れました。何か不思議な坊さんだと思っていた店の主人たちは、ある夜この坊さんの後をつけて行きました。すると、寂しげな古寺の近くで坊さんの姿はフッと消えてしまいました。

酒屋の主人と豆腐屋の主人は、翌日明るくなってから古寺の中を捜索しました。するとかすかに酒のにおいがしている小さな祠があり、その中には坊さんと同じ顔をしたお地蔵さんが立っていました。二人の主人は「あの坊さんはお地蔵さんだったのか」と気が付きました。

それ以来、このお酒の好きなお地蔵さんを「のんべえ地蔵」と呼び、村人たちはお酒やお豆腐のお供え物をしたそうです。

(紅子 2012-10-30 22:56)


参考URL(1)
http://www.toku109.info/kanto/bakejizo.html
参考URL(2)
http://ameblo.jp/kokolab/entry-11198397046.html
ナレーション市原悦子
出典日向野徳久(未来社刊)より
出典詳細茨城の民話 第一集(日本の民話62),日向野徳久,未来社,1977年04月10日,原題「のんべえ地蔵」,採録地「結城市」,原話「富高武雄」
場所について結城市結城1591 弘経寺
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※掲載情報は 2012/10/30 22:56 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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