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No.0250
つきぬぜにさし
つきぬ銭さし

放送回:0156-A  放送日:1978年10月21日(昭和53年10月21日)
演出:本木ひさとし  文芸:沖島勲  美術:青木稔(アートノア)  作画:本木ひさとし
京都府 ) 10709hit
手紙を届けたお礼に金の粒を産む犬を貰うが、欲をかいて失う。

昔、丹波の山奥にぶんぶくという若者が、おふくろさんと2人で住んでいた。ぶんぶくは、近々友達とお伊勢参りと京見物に行くことになっていた。そこで旅費の小遣い稼ぎにと、山に入って薪を取っていた。

そんなある日、ぶんぶくが上林(かんばやし)の川ぶちで薪を取っていると、どこからともなく美しい娘が現れて、京都の北、深泥ヶ池(みどろがいけ)に住む姉の所に、手紙を届けてほしいと頼んだ。そして旅費の足しにと、ぶんぶくに銭さしを渡した。

こうしてぶんぶくは、村の衆と一緒に京へと出かけた。ところが不思議なことに、ぶんぶくが茶店などで代金を払っても、銭さしの小銭はいっこうに減らない。ぶんぶくが渡されたのは、つきぬ銭さしだったのだ。このおかげで、ぶんぶくは道中お金に困らず、大いに助かった。

さて、京に着いたぶんぶくは、仲間たちと別れて深泥ヶ池を目指した。土地の者に場所を尋ねると、あそこへ行って帰ってきた者はいないと止められたが、手紙を届けないわけにはいかない。ぶんぶくは、山を越え、恐ろしい野犬のいる野原を越え、とうとう深泥ヶ池に着いた。

そして、ぶんぶくが沼の前で手紙を届けに来た旨を伝えると、沼の中から美しい娘が現れ、ぶんぶくを沼の中の館へと案内した。ぶんぶくは、この館でお酒やご馳走で歓待を受け、お土産に一匹の小さな犬をもらった。この犬は、1日に米粒1粒を食べさせれてば、金を3粒産むという宝の犬だったのだ。

こうして、村に帰ったぶんぶくであったが、村では神隠しにあったぶんぶくが帰ってきたと大騒ぎ。なんと、ぶんぶくが深泥ヶ池の館で過ごした1日は、この世の3年にも相当したのだ。

ぶんぶくがもらってきた子犬は、それから毎日金の粒を3粒産んだが、ある日ぶんぶくが出かけている時、欲をかいたおふくろさんが子犬にたくさんご飯を食べさせので、子犬はお腹をこわして死んでしまった。また、それからというもの、銭さしも増えるのをやめてしまったという。

 

(投稿者: やっさん 投稿日時 2012-1-14 9:41)


参考URL(1)
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/tyrannosaurus/kamigamo05.html
ナレーション市原悦子
出典二反長半(未来社刊)より
出典詳細京都の民話(日本の民話41),二反長半,未来社,1965年10月10日,原題「つきぬ銭さし」,原話「原田重夫」
場所について京都市北区上賀茂狭間町の深泥池
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※掲載情報は 2012/1/14 9:41 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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