このお話に投票する
  • 各お話への投票は一度だけにお願いします。
  • 評価は 1 から 10 までです。(1が最低、10が最高)
  • 客観的な評価をお願いします。点数が1か10のみだと順位付けの意味がありません。
  • サイト管理人は各お話に投票できません。
  

No.1430
はらつづみのかい
はらつづみの怪
高ヒット
放送回:0912-B  放送日:1993年12月04日(平成05年12月04日)
演出:辻伸一  文芸:沖島勲  美術:小出英男  作画:辻伸一
福岡県 ) 26727hit
あらすじ

昔、博多の町に大きな荒れ寺がありました。その寺の裏から、毎晩不気味なはらつづみの音が聞こえてくるというのです。町の人が正体を確かめようとお寺の様子を探りに行きましたが、その謎は誰もわかりませんでした。

ある時、一人の年老いたお坊さんがこの荒れ寺にやってきて、住みつくようになりました。毎日、近所の子供たちを集めては昔話を聞かせたり、親切に手習いを教えてあげたりしたので、町で評判になりました。そんなある夜の事、お坊さんが人々をお寺に集めて、不気味なはらつづみの音の聞こえる中で、静かに話を始めました。

今から50年ほど前、博多の町に親もない平吉という若者が住んでいました。その隣には、一人暮らしの美しい盲目の娘が住んでいて、一匹の狸を大切に飼っていました。平吉は、この娘を嫁にしようと熱心に口説きましたが、娘は首を横に振るばかり。平吉は、娘に可愛がられている狸がとても忌々しく思えてきました。

この晩は、博多の町がにぎやかになるお祭りの日でした。寝ている娘の家に忍び込んだ平吉は、狸を殺すつもりで誤って娘も一緒に刺し殺してしまいました。平吉は、あるお寺の裏庭に二人の遺体を埋めて、博多の町から消えました。しばらくして、この寺からはらつづみの音が聞こえるようになったのです。

お坊さんはここまで話して、人々を二人が埋められている裏庭に案内しました。このお坊さんは、その時の平吉だったのです。翌朝、町が見下ろせる高台に娘と狸を丁寧に葬ったお坊さんは、いずこへか去って行きました。その夜から、はらつづみの音が聞こえてくることはありませんでした。

(紅子 2012-4-27 21:38)


ナレーション市原悦子
出典加来宣幸(未来社刊)より
出典詳細福岡の民話 第一集(日本の民話30),加来宣幸,未来社,1960年11月30日,原題「たぬきのはらづつみ」,採録地「福岡市荒戸町」,話者「吉川五男」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
8.5714 8.57 (投票数 14) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/4/27 21:38 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

42 人のユーザが現在オンラインです。 (34 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)