このお話に投票する
  • 各お話への投票は一度だけにお願いします。
  • 評価は 1 から 10 までです。(1が最低、10が最高)
  • 客観的な評価をお願いします。点数が1か10のみだと順位付けの意味がありません。
  • サイト管理人は各お話に投票できません。
  

No.1280
てんのかみとめがみ
テンの神と女神
高ヒット
放送回:0809-B  放送日:1991年08月17日(平成03年08月17日)
演出:馬郡美保子  文芸:沖島勲  美術:馬郡美保子  作画:そらのはるか
北海道 ) 20426hit
あらすじ

雷をつかさどる大神カンナカムイの末娘クノウは、天界でも並ぶ者の無い美女であった。

美女ゆえに多くの神々がクノウを嫁に迎えたがったが、カンナカムイは散々悩んだ末に、地上に住むテン(イタチの仲間)の神ホイヌの嫁にする事に決めた。

それを知ったクノウは絶望する。何故ならクノウはテンの神の事を酷く嫌っていたからだ。一方のテンの神は絶世の美女であるクノウを嫁に貰う事が嬉しくて、あちこちでその事を喧伝する有り様。

ところが、いよいよ婚礼と言うある日、クノウが姿をくらませた。テンの神は逆上してすっかり頭に血が上ってしまい、部下に「地の果てまでも探しだせ」と厳命する一方、自分も天界から地獄の底までくまなく探し続け、とうとう隠れ潜んでいたクノウを見つけ出してしまった。

怒り狂ったテンの神は歯をむき出してクノウを罵り、「お前のような女は草にでもなってしまえ」と呪いの言葉を吐いた。と、見る間にクノウは福寿草という小さな花になってしまった。

冬の終わり、福寿草がどの花より先に花をつけるのは、クノウが遠い過去を思い出し、霧の女神として過ごした日々を懐かしむからだそうです。

(投稿者: 熊猫堂 投稿日時 2012-9-6 19:56 )


ナレーション市原悦子
出典瀬川拓男(角川書店刊)より
出典詳細神々の物語(日本の民話03),瀬川拓男,角川書店,1973年10年25日,原題「雷神と女神」,伝承地「北海道」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
6.0000 6.00 (投票数 8) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/9/7 0:22 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

63 人のユーザが現在オンラインです。 (26 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)