放送回 | No.0973(0613-B) |
放送日 | 1987年08月29日(昭和62年08月29日) |
出典 | 岩手のむかし話(日本標準刊)より |
クレジット | 演出:やすみ哲夫 文芸:沖島勲 美術:あかばんてん 作画:岩崎治彦 |
ナレーション | 常田富士男 |
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あるところに老夫婦がいて、おばあさんはいつも畑まで弁当を届けていた。働き者のおじいいさんは、弁当をいつも楽しみにして仕事をしていた。
ある日、いつものように弁当を届に来たおばあさん。遠くから、働くおじいさんを見て、あと少し耕したら弁当を渡そうと考える。
しかし「そのあと少し」はどんどん先延ばしにされ、おばあさんの顔は欲で醜くなる。おじいさんは弁当を待ちつづけながら仕事を続け、ついに倒れ、そのまま死んでしまう。
おばあさんは正気に返り、自分の愚かさを嘆き、鳥になってしまう。その鳥の鳴き声は「じーさん、すまんかった」と聞こえるそうな。
(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)