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No.0972
さけがたらんさけ
酒が足らんさけ

放送回:0613-A  放送日:1987年08月29日(昭和62年08月29日)
演出:若林常夫  文芸:沖島勲  美術:門屋達郎  作画:若林常夫
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あらすじ

昔々のことじゃ。ある所にごんざという働き者の炭焼きがいた。

ごんざは人一倍の仕事をするが、毎晩、近くの町まで行って1升酒を飲まないと気がすまなかった。帰り道は川を渡って帰るのだが、酔いのせいでその橋は3本に見えた。

毎晩の暴飲を心配したごんざの女房が、お酒の量を半分に減らすよう戒めた。次の日、ごんざは仕方なく半分の酒しか飲まずに、帰路についた。

しかし、いつもは酔って3本に見えていた橋が、今日は2本にしか見えない。普段なら3本に見えた橋は真ん中を渡れば大丈夫だったが、今日は2本しかないのでどちらを渡ればよいか分からなかった。

ごんざはうっかり橋を踏み外して、川に落ちてしまい、生死の境をさまよった。これにより、やっぱりごんざは毎晩一升酒を飲むことにし、それで随分と長生きした。

(紅子 2011-7-6 0:41)


ナレーション市原悦子
出典徳山静子(未来社刊)より
出典詳細紀州の民話(日本の民話56),徳山静子,未来社,1975年04月25日,原題「酒が足らんさけ」,採録地「新宮市」,老の寝覚物語より
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※掲載情報は 2011/7/6 0:41 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
8件表示 (全8件)
匿名希望。  投稿日時 2021/6/9 10:48
お酒を飲んでも飲まれるな!
もんた  投稿日時 2020/4/4 17:37
酒に飲まれてはいけませんね。
ゲスト  投稿日時 2019/3/21 22:24
投稿というか、質問です。
このお話の最後に使われてる曲名は何でしょうか?
ゲスト  投稿日時 2018/8/17 0:26
旨そうに飲むなぁ笑
これ見ると酒を飲みたくなるw

…と、酒を飲みながらコメントw
ゲスト  投稿日時 2017/11/28 18:25
幸せなやっちゃで
ゲスト  投稿日時 2015/6/18 19:15
酒が足らんさけ~新官市~

 酒にまつわる話は多い。しかも、その多くは酒が故の失敗談であったり、そのしくじりが喧嘩口論に発展したというものだが、いまも新宮で語られるこの話は、いわば「酒飲みのへ埋屈」であり、そのために身近な笑い話として残ったものだろう。

 その主人公というのは、とにかく酒好き。仕事はよくするのだが、ヒマさえあれば酒を飲むという男。身内も口を酢っぱくして意見するのだが、一向にききめがない。
 そのうち、この男は酔って一本橋から足を踏み外し、川へ落ちてしまった。ところがそのいい分がおもしろい。
 「いつもは一升飲んで渡ると、一本橋は三本に見える。そこでまん中を通る。だが今日は七合しか飲まなかったせいか、二本にしか見えなかった。どっちへ行こうかと迷っているうちに落ちてしまった」と。

http://homepage1.nifty.com/makoto-s/minwa/7002.htm
ゲスト  投稿日時 2015/6/18 19:11
のん兵衛は身上を潰すんだけどね
ゲスト  投稿日時 2015/3/2 22:48
飲むなw
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