放送回 | No.0924(0581-A) |
放送日 | 1987年01月10日(昭和62年01月10日) |
出典 | 滋賀のむかし話(日本標準刊)より |
クレジット | 演出:若林常夫 文芸:沖島勲 美術:青木稔 作画:若林常夫 |
ナレーション | 市原悦子 |
ある男が夢の中でうなされていた。その男は寝ながら両手を挙げて苦しんでいた。
それを見ていた別の男がどうしたんだ?と言ってその腕をおろそうとしたが、すごい力でその手を下ろすことができない。
やがて寝ていた男が起きたので、いったい何の夢をみていたんだ?と尋ねると、富士山をささえていた夢を見た。手をはなすとつぶされてしまうので必死だった。と答えた。
それ以来、その夢を見た男は猛烈に働いて暮らしが楽になった。その男曰く、富士山をささえたことに比べれば、畑仕事なんて苦じゃないと。
(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)