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河童のくれた妙薬(かっぱのくれたみょうやく)

放送回No.0081(0049-A)
放送日1976年09月11日(昭和51年09月11日)
出典(表記なし)
クレジット演出:児玉喬夫 文芸:沖島勲 美術:山守啓陽 作画:樋口雅一
ナレーション常田富士男

あらすじ

昔、ある村でのことです。秋祭りの相撲大会の練習を子ども達がやっていると、見知らぬ小さな子どもが一人で相撲を眺めていました。それに気づいた村の子どもの「でこやま」が相撲をしてみると、いとも簡単に投げ飛ばされてしまいました。

それを見た他の子どもたちはびっくりして、一番相撲の強い「五作(ごさく)」を呼んできました。五作はその子と相撲をとって勝ちましたが、五作が家に戻る途中、その子は追いかけてきて言いました。「明日は仏さんの飯(まんま)食べずに来い。そうしたら俺が勝つ」

五作は不思議に思ってそれをお祖父さんに相談しましたが、お祖父さんは笑って「だったら明日は仏さんの飯食べずに行きなさい」と言いました。

次の日、五作がその子と相撲をとると、今度は負けてしまいました。勝ったその子は「仏さんの飯食べてこなかったんだな。約束を守ったな」と嬉しそうに言い、五作もなんだか嬉しくなりました。

ところが、でこやまの兄貴は「仏さんの飯などと言うのは怪しい。お前、河童だな」とその子に詰め寄り、木の棒で殴りかかりました。しかし、五作のお祖父さんが止めに入って、河童の子を助けてあげました。お祖父さんはその子が河童の子であることに気づいていたのです。

そして、五作はお祖父さんと一緒に「よも川」の上流にある沼まで河童の子を送ってやりました。河童の子が沼にはいると、河童のお祖父さんが現れて、助けてくれたお礼として河童しか知らない薬の作り方を五作のお祖父さんに教えてくれました。

河童が教えてくれた妙薬は、打ち身やくじきに非常によく効きました。村の子どもたちは五作に妙薬を塗ってもらって相撲の練習に励んだことでしょう。

(投稿者: もみじ 投稿日時 2012-7-4 19:05 )


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