No.0791
びきとにぐるま
ビキと荷車

放送回:0497-A  放送日:1985年05月25日(昭和60年05月25日)
演出:やすみ哲夫  文芸:沖島勲  美術:やすみ哲夫  作画:金海由美子
宮崎県 ) 6518hit
調子に乗りすぎたカエルが荷車の車輪に引かれてペッタンコ

昔あるところに荷車がようけ通る道があった。

その道のそばには小川が流れており、小川の土手には桶屋のカニの一家、下駄屋のタニシの若夫婦、提灯屋のどじょうの老夫婦、そして毎日寝ているだけの大いばりで怠け者の独り者のビキドン(カエル)が住んでおった。荷車が道を通るとみんなこわがったが、ビキドンだけは平気であった。

ある日のこと、前日夜遅くまで酒を飲み、昼近くまでビキドンが寝ていた。周りの家からは仕事をする音が聞こえてくる。ビキドンはその音に腹を立てて、それぞれの家に文句を言いに行った。その時にまた荷車が通った。みんなはいつもの通りにこわがったが、ビキドンだけは「荷車なんて怖くない、牛の足の間を潜り抜けて、荷車の上で逆立ちしてみせる」と言い出した。

みんなが止めるのも聞かずに、ビキドンは荷車のところへ行った。驚いたことにビキドンは本当に牛の足の間を見事にり抜けた。そして荷車の車輪の間もぴょんぴょんと飛びぬけた。そして本当に荷車の上で逆立ちをした。しかしその時に手を滑らせて荷車から落ちてしまい、そのまま荷車にひかれてしまい、ぺちゃんこになってしまった。みんなはあわててぺちゃんこになり、目を回しているビキドンの周りに集まった。

その後、ビキドンは心を入れ替えて鍛冶屋になり、他の一家と同様に一生懸命に働くようになったということである。

(投稿者:カケス 投稿日時 2014/2/13 22:11)


ナレーション常田富士男
出典宮崎県の民話(偕成社刊)より
出典詳細宮崎県の民話(ふるさとの民話23),日本児童文学者協会,偕成社,1981年3月,原題「ビキと荷車」,再話「比江島重孝」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
このお話の評価10.0000 10.00 (投票数 2) ⇒投票する
※掲載情報は 2014/2/14 21:06 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 19  件):   <前  1 ..  4  5  6  7  8  9  10  .. 19  次>  
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

42 人のユーザが現在オンラインです。 (32 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)