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No.0078
そこつそうべえ
そこつ惣兵衛
高ヒット
放送回:0047-A  放送日:1976年08月28日(昭和51年08月28日)
演出:亜細亜堂  文芸:境のぶひろ  美術:亜細亜堂  作画:亜細亜堂
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あらすじ

昔、惣兵衛(そうべえ)という、それはそれは大変な粗忽者(そこつもの)がおりました。

その粗忽っぷりはというと、例えば、朝起きるとカカァの足と頭を取り違えたり、水と間違えてみそ汁で顔を洗ったり、朝日と夕日を間違えて仕事からすぐに帰ってきたりと、いつもこんな調子でした。

ある日、自分の粗忽の病を治してもらおうと、翌朝一番にお稲荷さんにお参りに行くことにしました。しかし真夜中にフクロウの声とニワトリの声を聞きちがえて、慌てて家を飛び出しました。その格好は、笠のつもりで鍋をかぶり、脇差のつもりでスリコギを腰に差しているという奇妙なものでした。

どうにかお稲荷さんに到着した惣兵衛は、お賽銭箱に三文入れるつもりで財布の方を投げ込みました。仕方なく弁当を食べようと風呂敷を開くと、自分の枕を包んでいました。腹が減っていたところに大福餅の出店があったので、店の人のスキをついて巨大な大福もちを持って駆け出すと、それは飾り物のセトモノでした。

もうもう全てがカカァのせいだ、とすごい勢いで怒鳴りこんだら隣の家でした。引き返して隣のカカァにペコペコ謝ると、今度は自分の家のカカァでした。どうにもならない粗忽者のお話でした。

(紅子 2011-11-5 0:39)


ナレーション市原悦子
出典(表記なし)
DVD情報DVD-BOX第9集(DVD第41巻)
VHS情報VHS-BOX第1集(VHS第7巻)
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追加情報
本の情報サラ文庫まんが日本昔ばなし第16巻-第080話(発刊日:1977年6月15日)/童音社BOX絵本_第11巻(発刊日不明:1970~1980年頃)/講談社テレビ名作えほん第025巻(発刊日:1978年4月)
サラ文庫の絵本より絵本巻頭の解説には地名の明記はない
童音社の絵本より絵本巻頭の解説(民話研究家 萩坂昇)によると「中国地方の昔ばなし」
講談社の300より書籍には地名の明記はない
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※掲載情報は 2011/11/5 0:39 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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コメント一覧
5件表示 (全15件)
ゲスト  投稿日時 2017/2/9 4:19
なつかしい
幼稚園の頃毎日のように見てた
ゲスト  投稿日時 2015/10/12 5:37
朝から晩まで「何やってんだよ〜!」と、可笑しな話ですが、現実だと、まともに生活できないんだろうな〜と思うと、少し怖い話な気もした。
マスター  投稿日時 2014/4/28 21:01
逃げるシーンは、とても面白かったです。あんなことを言ったらあんなことを言われるのは、当たり前ですよ。
マスター  投稿日時 2014/4/28 20:57
道を訪ねる時に自分が脇差しのつもりがすりこぎ笠のつもりが鍋をかぶったことに気がついた頃に道を訪ねることを忘れて、結局、惣兵衛が何を聞こうとしたのか知らない人に代わりに思い出せって言われたら、馬鹿言うな!って言われて
ゲスト  投稿日時 2012/6/21 0:17
惣兵衛のそこつ具合は、もはやそこつのレベルを超えてますな・・・。
子供の頃は、けっこう笑って見てたけど・・・。
今見るとこう、朝から晩まで全力でボケられまくるとちょっと・・・疲れるかも・・・?
リアルにこんな人が身内や友人だったら嫌だな。(苦笑)
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