No.0723
やまいぬにょうぼう
山犬女房

放送回:0454-A  放送日:1984年07月28日(昭和59年07月28日)
演出:芝山努  文芸:沖島勲  美術:大野広司  作画:後藤真砂子
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あらすじ

昔、海辺の村にやじろうという名前の独り者の若者がおった。

ある日、仕事を終えて家に帰る途中、村の神社の所で一人の美しい娘に出会った。娘は山奥の村の生まれで、村を追われてきたのだという。そしてやじろうの家に連れて行ってほしいと頼むのであった。

やじろうが家のすぐ手前まで来たときに、山犬が姿を現した。恐怖で動けなくなってしまったやじろうであったが、後をつけてきた娘が山犬をにらみつけると山犬は去って行った。やじろうはおどろいて気を失ってしまった。

気が付くと自分の家の中であり、娘が食事の支度までしてくれていた。娘はやじろうに、自分を嫁にもらってほしいという。そしてやじろうは娘と一緒に住むことにした。しかし、この娘こそ「山犬の王」だったのである。

その頃、山奥の村では大規模な山犬狩りが行われていた。狩人が「山犬の王」に対して、山刀で切りつけたところ、額に傷をつけることができた。そして「山犬の王」は血を流しながら姿を消した。

翌朝、やじろうが目を覚ますと、娘は家の裏で転んだといって、額をけがしていた。そこへ血の跡を追ってきた狩人が、やじろうの家にやってきた。やじろうは「山犬などいない」と狩人にいい、一度は引き上げた狩人であったが、その夜再びやじろうの家にやって来た。

「今夜一晩、止めてほしい」というのである。娘が「泊めてはならない」と強く拒否すると、額の刀傷があらわになった。娘は「山犬の王」にみるみる姿を変えた。そして狩人に打ち殺されてしまった。

やじろうはいつまでも、そこに座り込んでしまった。それにしてもなぜ、「山犬の王」はやじろうのところに来たのか。「山犬の王」は海辺の暮らしにあこがれていたのであろうか。

(投稿者: カケス 投稿日時 2013-10-27 18:42 )


ナレーション常田富士男
出典瀬川拓男(角川書店刊)より
出典詳細残酷の悲劇(日本の民話10),瀬川拓男,角川書店,1973年6年25日,原題「山犬女房」,伝承地「九州地方」
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※掲載情報は 2013/10/27 19:48 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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