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まばたき達磨(まばたきだるま)

放送回No.0719(0451-B)
放送日1984年07月07日(昭和59年07月07日)
出典出羽の伝説(角川書店刊)より
クレジット演出:古辺光治 文芸:沖島勲 美術:阿部幸次 作画:上口照人
ナレーション常田富士男

まばたきするという不思議な掛け軸の話

ある男の家に旅の坊主が泊ったのだが急死してしまう。遺言で「桜の樹の下に埋め、春に掘りだせ」といわれたのでそのとおりにすると見事な達磨の掛け軸(渡海達磨図)が出てきた。

時がたち、男は傷んだ掛け軸を店に修理に出した。だが引き取りにいくと、どうしたわけか同じ掛け軸が同時に六枚も修理に出されてて、店主も男もどれが本物かわからなくなった。

困ってそのまま帰ると、男の夢にあの坊主があらわれ「達磨の目を笹の葉でこすれ」と言った。そこで全ての掛け軸の達磨の目をくすぐると、一枚だけ達磨がまばたきをしたので本物と判明した。

あの死んだ坊さんは達磨大師様だったのだろう。この掛け軸の達磨をずっと見ていると、パチパチとまばたきするそうだ。

(投稿者: jerald 投稿日時 2011-11-24 23:46 )


参考URL(1):http://sotozen-navi.com/detail/article_60046_2.html
地図:山形県中山町の達磨寺

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