トップページ >  お話データベース >  要調査 >  大泉寺のころがり石
No.0664
だいせんじのころがりいし
大泉寺のころがり石
高ヒット
放送回:0417-A  放送日:1983年11月05日(昭和58年11月05日)
演出:森川信英  文芸:沖島勲  美術:青木稔  作画:森川信英
要調査 / 群馬県 ) 20191hit
あらすじ

昔昔あるところに、商売で大層賑わっている町がありました。

ある夜の日から、その町に夜な夜な謎の大きな石が、ひとりでに転がるようになり、町人たちは恐れるようになりました。そして、町の若い衆がその石を退治しようとするのだが、全く歯が立たなかったそうな。

そんなある日、町人の中の或る人が、その石の正体を見届けようと決心し、いつものように石が現れた時、その後を尾行しました。石の後を付けて行くと、町外れの墓場に到着。さらに尾行すると、草むらが生い茂った寂しい場所に着き、そこにぽつんと石があり、謎の石はその石と合体しました。

翌朝、町人たちはそこに駆けつけたところ、なんとそれは墓石だった!長い間、ほったらかしにされていたようで、墓石の周囲は雑草ボウボウ、見るも無残な状態でした。

町人たちは、「こんな寂しい場所にほったらかしにされたから構ってほしくて、毎晩毎晩町の中を転がって誰かに知らせようとしていたに違ぇねぇ」と言い合い、早速その墓石の周囲を掃除し、お供え物をしました。

以後欠かさず、墓参りをし続けたせいか、それからはもう二度と夜な夜な石が転がるようなことはなかったそうな。 

(引用/まんが日本昔ばなし大辞典)


参考URL(1)
http://www.sukima.com/31_usui08/118daisenji.html
参考URL(2)
http://gpnotebook.gunmablog.net/e119785.html
ナレーション市原悦子
出典上州の伝説(角川書店刊)より
出典詳細上州の伝説(日本の伝説27),宮川ひろ,角川書店,1978年2年10日,原題「大泉寺のチャンコロリン石」
備考尻切れ
場所について大泉寺 安中市安中3丁目21-44
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
地図:大泉寺 安中市安中3丁目21-44
追加情報
このお話の評価6.5000 6.50 (投票数 2) ⇒投票する
※掲載情報は 2011/2/11 22:30 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 91  件):   <前  1 ..  61  62  63  64  65  66  67  .. 91  次>  
コメント一覧
2件表示 (全2件)
JPC  投稿日時 2019/7/27 22:37
あらすじが放送内容とやや異なっていますね。
ラストは大泉寺の和尚が念仏で墓石を鎮め、
以後お参りもされるようになったという流れでした。
ちなみに、現存しているチャンコロリン石の写真を見ましたが、
実物は四角い墓石で、これがどうやって転がったのか不思議です(笑)。
にん  投稿日時 2012/7/22 19:33 | 最終変更
これって「ちゃんころりん石」ってタイトルじゃなかったですっけ?
そう記憶しておりました。

石が転がる音や、石がふわりと持ち上がって
墓?灯篭?の一部におさまるシーンを覚えています。
投稿ツリー
2件表示 (全2件)
現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

27 人のユーザが現在オンラインです。 (24 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)