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かくれんぼ(かくれんぼ)

放送回No.0611(0383-A)
放送日1983年03月12日(昭和58年03月12日)
出典青森県
クレジット演出:杉井ギサブロー 文芸:杉井ギサブロー 美術:青木稔 作画:上口照人
ナレーション市原悦子

仲良し老夫婦の、ある雨の一日

昔ある山里に、仲の良いおじいさんとお婆さんがいました。ある雨降りの日、おじいさんとお婆さんは外での畑仕事ができないので、久しぶりに家でやすんでいました。

退屈になった二人は、家の中で「かくれんぼ」をする事にしました。じゃんけんに負けたお婆さんが鬼になりおじいさんが隠れましたが、おじいさんの姿が見えない家の中はひんやりとして、いやに静かに感じました。お婆さんは少々心配になりましたが、長持(ながもち)の後ろにいるおじいさんを見つけてホッとしました。

次はおじいさんが鬼になりました。おじいさんがあちこち探してもお婆さんがなかなか見つからないので、そのうちおじいさんも心細くなってきました。

おじいさんは、「ひょっとして、お婆さんは自分一人を残してどこかへ消えてしまったんじゃなかろうか…」などと、不安でいっぱいになりました。台所を探していたおじいさんが、大釜のフタを開けて中を覗くと、お婆さんが待ちくたびれて眠り込んでいました。

今度はまた、お婆さんが鬼になりました。どうやら今日は一日、おじいさんとお婆さんはかくれんぼをして遊ぶつもりです。外はまだ雨がしとしと降っています。

(紅子 2011-10-7 1:14)


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