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鷺宮(さぎのみや)

放送回No.0560(0350-B)
放送日1982年07月17日(昭和57年07月17日)
出典栃木県
クレジット演出:大竹伸一 文芸:沖島勲 美術:高松良己 作画:大竹伸一
ナレーション常田富士男

あらすじ

昔、下野の国に小さな村があった。この村には、沢山の白鷺(しらさぎ)がいた。

ある年の事、ひどい日照りが続き、田んぼも井戸も干上がってしまった。雨乞いも不発に終わり、すっかり途方に暮れていた村人たちが、森のほうに集まっている白鷺の群れを見つけた。白鷺は水のある所に集まるというので、村人たちは森の中にある沼に行ってみた。

やっぱり森の沼も干上がっていたが、沼底が一か所だけ湿っている部分があった。きっとこの下には水があるだろうと考えた村人たちは、沼の底を掘り進めた。沼底の硬い岩を一晩かけて打ち砕くと、水が巨大な水柱となって天高く噴き出した。

村人たちは、白鷺たちのおかげで村の全滅を防げたと、沼のそばに小さな社(やしろ)を立てた。その社を「鷺宮」と呼び、いつまでも大事にした。

(紅子 2011-9-13 1:05)


地図:白鷺神社

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