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湖の怪魚(みづうみのかいぎょ)

放送回No.0054(0031-A)
放送日1976年05月08日(昭和51年05月08日)
出典(表記なし)
クレジット演出:児玉喬夫 文芸:沖島勲 美術:稲場富恵 作画:高橋信也
ナレーション常田富士男
備考チライ=イトウという名の魚。北海道厚岸湖などが生息地。

あらすじ

北海道の山奥に美しい大きな湖があった。その湖のそばで、少年サマイと勇者カンナカムイが話をしていた。カンナカムイは大きな鹿と戦う話をサマイに聞かせていた。

ところで、ある頃から、この湖に大きな怪魚が現れるようになり、湖の畔の村人は漁ができなくなってしまった。そこで、村人はカンナカムイに湖の怪魚を退治してもらおうということになった。

カンナカムイは湖の獲物とは戦わないと言って一度は断るが、ある日、カンナカムイが湖を通りかかったときに偶然怪魚を目撃し、退治にのりだすことを決心する。そしてその夜、カンナカムイは湖に船を出し、怪魚が現れるのを待った。

何時間かすると怪魚があらわれ、カンナカムイの船を襲ってきた。船がひっくりかえって、カンナカムイと船の漕ぎ手は湖の中に放り出されてしまった。漕ぎ手がひっくり返った船にしがみついてあたりをみると、カンナカムイが怪魚の背に乗って戦っているのを見た。漕ぎ手はなんとか村に戻りそのことを伝えたが、その後、怪魚もカンナカムイも現れなかった。

それから何ヶ月かして、湖から流れ出る川のほとりに大きな魚の死骸があがり、その頭にはカンナカムイの銛がささっていたということである。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 5:50 )


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