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オコゼと山の神(おこぜとやまのかみ)

放送回No.0498(0313-A)
放送日1981年10月31日(昭和56年10月31日)
出典山口県
クレジット演出:こはなわためお 文芸:沖島勲 美術:小関俊之 作画:小堤一明
ナレーション常田富士男

あらすじ

昔、作物がよく採れる豊かな村があり、これも山の神様のおかげと考えていました。神様は山の大木の祠に住んでいて、とっても恥ずかしがり屋の女の神様でした。

山の神様は秋の収穫が終わると近くの山を守り、春になると里にでて田の神になるのでした。ある年の田植えが済んだ頃、神様が田んぼの見回りをしている際に、はじめて小川に映る自分の顔を目にしました。それはあまりにもみにくい顔だったので、恥ずかしくなって山へ逃げ帰ってしまいました。

すると、神様がいなくなった里の田の苗は枯れ始め、畑は荒れるし山の木も大きく育たなくなりました。困った村人たちは「山の神様よりもっと醜い顔をしたものをお供えしてみよう」って事になり、オコゼを持って山の祠に行きました。

オコゼを見た山の神様は、自分より可笑しな顔があったことを知って、機嫌をなおして村へおりてきてくれました。それからというもの、山の神と村人たちはいつまで仲良く暮らしました。

(紅子 2012-1-7 1:30)


地図:五年神(ごねんがみ)

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