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狐とタニシ(きつねとたにし)

放送回No.0470(0295-A)
放送日1981年06月27日(昭和56年06月27日)
出典岩手県北上市
クレジット演出:殿河内勝 文芸:沖島勲 美術:久保陽彦 作画:殿河内勝
ナレーション常田富士男

あらすじ

昔ある所に、足の速いのが自慢のキツネがいました。いつも「ちょっと都まで往復してきた」と言っては、足の遅いタニシをバカにしていました。

そこでタニシは「そんなに足が速いのなら、都まで競争しませんか?」と、キツネに話を持ちかけました。キツネは「タニシと競争なんて馬鹿らしい」と、相手にもしませんでしたが、しつこく誘うタニシにちょっと腹を立てて、とうとう都まで競争することになりました。

よーい、どん。で出発したものの、タニシはずっと後方にいるのか全く姿も見えません。キツネは「行ったこともない遠い都まで競争なんて、、、」と、何だかばからしくなり道の途中で一休みしていると、すぐそばでタニシの声がしました。「もう疲れたのかい?先に行くよ」

おどろいたキツネは夢中で走り出し、どうにか「都」への道しるべまでやって来きました。もうへとへとで倒れ込んでしまったキツネでしたが、その目の前にある大きな鳥居の上から、タニシが声をかけました。「今着いたのかい?わしはとっくに着いていたよ」

実は、タニシはキツネのしっぽにつかまっていたのです。キツネはそれに気が付かず、狐につままれたような顔をしていましたとさ。

(紅子 2012-3-5 23:52)


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