No.0460
むようのくらい
無用の位

放送回:0288-A  放送日:1981年05月09日(昭和56年05月09日)
演出:山田みちしろ  文芸:久貴千賀子  美術:古宇田由紀子  作画:山田みちしろ
山梨県 ) 5743hit
位・地位・肩書とは何か?

昔ある山国の村に、伊助という正直で働き者の若者がいました。朝から晩まで村人達の手伝いをしていた伊助でしたが、ある年の事、都の公家さまのお屋敷に奉公に行く事になりました。

公家さまの家でも、伊助は真面目によく働きました。長い長い年月がたち、年をとった伊助は故郷が懐かしくなって、公家さまからお暇をもらって帰省する事にしました。公家さまは、よく働いてくれたお礼にと、伊助に位を授けてくれました。

頭に冠(かんむり)を乗せて立派な衣を着た伊助は、何十年ぶりに懐かしい故郷へ戻りました。村人たちは、立派な位をもった伊助を褒めたたえ、みんな心から帰省を喜びました。しかし、態度まですっかり偉そうにふるまう伊助に、昔馴染みの村人たちは次第に距離を置くようになりました。

伊助は、立派な位を持ったためにすっかり人が変わってしまった自分に気が付き、恥ずかしくなりました。再び都へ行って立派な位を公家さまにお返しし、晴れ晴れとした顔をして村に戻りました。それからの伊助は、村人たちと仲良く一緒に仕事をし、幸せな余生を送りました。

(紅子 2012-3-31 0:10)


ナレーション市原悦子
出典山梨県富士吉田市
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このページを印刷
追加情報
本の情報講談社テレビ名作えほん第085巻(発刊日:1987年9月)
講談社の300より書籍によると「山梨県のお話」
このお話の評価8.7500 8.75 (投票数 4) ⇒投票する
※掲載情報は 2012/3/31 0:10 時点のものです。内容(あらすじ・地図情報・その他)が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
お話の移動 ( 30  件):   <前  1 ..  7  8  9  10  11  12  13  .. 30  次>  
新しくコメントをつける

題名:
ユーザ名:
投稿本文

投稿に関してのお知らせ

基本的に、誰でもご自由に投稿できます。お話の感想やコメントなどお気軽に投稿ください。
あらすじ投稿の場合は800文字前後を目安とした文章でお願いします。
投稿に対して一部IP規制を行っております。現在規制されているIPリストはこちらです。
※初めての方は「このサイトについて」もご一読下さい。(別ウインドウで開く)
※社会的倫理に反する書き込み、出会い系、営業的書き込みは、わりとすぐ消します。
※動画提供の呼びかけや要求はご遠慮ください、当サイトは動画データの有無とは関係ございません。

現地関連情報
出典本調査 facebook
Twitter

オンライン状況

44 人のユーザが現在オンラインです。 (34 人のユーザが お話データベース を参照しています。)

新着コメント(コメント24件)