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蛙になったぼた餅(かえるになったぼたもち)

放送回No.0371(0232-A)
放送日1980年04月12日(昭和55年04月12日)
出典(表記なし)
クレジット演出:やすみ哲夫 文芸:沖島勲 美術:あかばんてん 作画:岩崎治彦
ナレーション市原悦子

あらすじ

ある村に、田植えが終わり一段落ついた嫁と婆さん(姑)がいました。夫は隣村まで田植えの手伝いに出かけ、終日留守ということで、二人は久しぶりにぼた餅を作る事にしました。昔のお百姓さんにとってぼた餅(おはぎ)は、めったに食べられないくらい貴重なものでした。

二人で作ったぼた餅を、二人で仲良くお腹いっぱい食べました。沢山作ったぼた餅は、残りあと4つ。このぼた餅を、明日の朝一人占めして食べようと考えた婆さんは「嫁の顔を見たらカエルになれよ」と言いつけ、鍋の中に隠して就寝しました。

翌朝、隠していたぼた餅を一人で食べようと、鍋のフタをあけた婆さんの目の前に、カエルが4匹飛び出してきました。あわててカエルを追いかけましたが、カエルはピョンピョン飛び跳ねながら田んぼに逃げ込んでいきました。

「オラのぼた餅が泳いで行っちまっただよー」と、婆さんは悔しがったが、嫁の方が一枚上手(うわて)だった、という事ですね。

(紅子 2011-9-17 18:34)


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