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もぐらと馬と人間(もぐらとうまとにんげん)

放送回No.0360(0225-A)
放送日1980年02月23日(昭和55年02月23日)
出典土橋里木(未来社刊)より
クレジット演出:殿河内勝 文芸:沖島勲 美術:小関俊之 作画:殿河内勝
ナレーション市原悦子

あらすじ

昔々、国じゅうがものすごい飢饉で食べ物が無くて困っていた頃がありました。

ある日、馬と人間が腹が減ったと嘆いていると、そこへモグラがやって来て「神さまの蔵から食べ物を盗み出そう」と、ずるい相談を持ちかけました。

人間は「オラにはそんな悪い事はできない」と断ったので、馬とモグラの二人が神さまの蔵へ忍んで行きました。まずモグラが蔵から食べ物を盗み出し、それを馬の背中に乗せて、急いで逃げ帰って来ました。二人は遠くまで逃げのびてから、腹いっぱい食べました。

しかし神さまの物を盗んだわけですから、さっそく神さまにバレました。三人は神さまの所へ呼び出され、お裁きを受ける事になりました。神さまは「人間は悪い事はしてないから、明るい太陽の下で穀物を作って暮らしなさい」と、親切にもその作り方まで教えてくれました。

次に「馬は、良いも悪いも誘われれば何でも言う事を聞いてしまうバカな奴だから、一生のあいだ人間に使われて荷を運べ」と言いました。モグラには「お前が一番悪い奴だから、明るいシャバには置いとけない。土の中にもぐって暮らせ」と言い渡しました。

それ以来、この三人は神さまの言われた通りに暮らしています。

(紅子 2012-11-11 23:21)


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