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八つ化け頭巾(やつばけづきん)

放送回No.0003(0002-A)
放送日1975年01月14日(昭和50年01月14日)
出典(表記なし)
クレジット演出:上口照人 文芸:平見修二 美術:阿部幸次 作画:上口照人
ナレーション市原悦子

和尚さんが、狐の化け頭巾でいたずらをする。

いたずら好きの和尚さんが、藪の中で狐が化け方の練習をしているのを見た。

和尚さんは自分も狐で、化けるのにこの頭巾を使っているといって、狐の化け道具の手ぬぐいと、ただの頭巾を交換することに成功した。自分の寺に戻ると、えらいお坊様が小僧さんと一緒にやってきていた。そこで和尚さんは、えらいお坊様をからかってやろうと思った。

お坊様に、二つの部屋の好きな方をお使いくださいという。一つ目の部屋には美しいおなごがいて、二つ目の部屋には仏像がまつられていた。お坊様は小僧の手前もあるので仏像の間に入り、お経を唱えていたが、やがて小僧さんが居眠りを始めると、隣のおなごの部屋に行き、お酒をごちそうになった。

しかしそのおなごは和尚さんが狐の手ぬぐいを使って化けていたもので、突然不動明王に変身して「こらあ!坊主が酒のんだな!!」と怒りだしたので、お坊様は驚いて逃げていってしまった。

その頃、あの狐はと言えば、騙されたとも知らず、和尚さんの頭巾で娘に変身したつもりになって、そのままの姿で町を歩いていた。人が狐を化かすというお話。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 14:35 )


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