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河童のかめ(かっぱのかめ)

放送回No.0295(0184-A)
放送日1979年05月05日(昭和54年05月05日)
クレジット演出:山崎隆生 文芸:沖島勲 美術:小関俊之 作画:山崎隆生
ナレーション常田富士男
備考出典不明で冒頭が聞き取れないため「ある所」としています

あらすじ

昔ある所に、いたずら者でひょうきん者の、年老いたカッパが住んでいました。

ある年の田植えの時期、この日はお寺の田植えの日でした。村中の人たちが集まって、朝から夕方にかけて田植えを済ませ、馬を川で洗っていました。すると、馬が突然暴れ出して、驚いた村人たちが馬のしっぽをふと見ると、カッパがぶら下がっていました。

村人たち大勢でカッパを捕まえ「こんな悪いカッパは殺してしまおう」と、相談している所にお寺の和尚さんがやってきました。和尚さんは、村人たちをなだめて、カッパを川に逃がしてあげました。

するとその夜、寝ている和尚さんの所に、助けたカッパがやってきました。助けてくれたお礼にと、高さ一尺ほどの小さな瓶(かめ)を置いて、どこか遠くへ去っていきました。

このカッパのくれた瓶は、不思議な事に中から水の音が聞こえてきました。水の音は、何とも美しく優しく柔らかで、まるで川のせせらぎを聞いているようでした。この水音を聞くと、一日中ニコニコした顔になり心が和らぎ温かくなりました。

この不思議な瓶は、お寺の宝として長い間大切にされました。

(紅子 2013-11-9 0:43)


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