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初夢長者(はつゆめちょうじゃ)

放送回No.0029(0015-A)
放送日1976年01月17日(昭和51年01月17日)
出典(表記なし)
クレジット演出:堀口忠彦 文芸:沖島勲 美術:堀口忠彦 作画:堀口忠彦/岩崎治彦※備考参照
ナレーション市原悦子
備考狢工房さまのクレジットでは堀口忠彦氏のみ

あらすじ

長者が使用人を集めて、それぞれの初夢を語るように命じた。

みんなが長者に初夢を話すのに、小僧だけがどんなにお金を出すと言われても話そうとはしなかった。怒った長者は小僧をくにに帰してしまった。父親も小僧がどんな夢を見たのか聞こうとしたが、がんとして答えないので、小僧をうつぼ船に乗せて蓋をして海へ流してしまった。

船は何十日も揺られて鬼ヶ島に流れ着いた。鬼たちは小僧を太らせてから食べようと牢屋へ入れて食べ物を与えた。まるまる太っていよいよ食べられるという時、小僧は死ぬ前に鬼の宝物を見せて欲しいといい、鬼から「千里棒」「聞き耳棒」「生き棒」の三つの宝を受け取る。

小僧はすぐに千里棒を使って鬼ヶ島から脱出すると、聞き耳棒を使って西の長者の娘が病気になっていることを知り、生き棒を使ってこれを治療し、娘の婿となった。また、川を隔てた東の長者の娘も病気になっており、これもまた治療した。

東の長者は小僧をずっと引き留めて帰そうとしなかったので、西の長者と大喧嘩になり、ついにお城のお殿様の裁きで決着をつけることにした。お殿様は月の前十五日は東の婿となり、後十五日は西の婿となるようにと命じた。

こうして小僧は何もかもうまくいった。これも初夢で金の大黒様を前と後ろに抱いている夢をみたおかげだった。初夢は人に話さないと叶うといわれている。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 14:29 )


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