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三年寝太郎(さんねんねたろう)

放送回No.0014(0007-B)
放送日1975年02月18日(昭和50年02月18日)
出典(表記なし)
クレジット演出:樋口雅一 文芸:伊東恒久 美術:内田好之(青木稔) 作画:樋口雅一
ナレーション市原悦子

寝ながら妙案を熟考していた男の話

一日中寝ていて、村人から怠け者と嫌われ、寝太郎と呼ばれている男がいた。さすがに十日にいっぺんは起きて、山の上から小便をするものの、それ以外はもう三年も寝続けていた。

ある年に、村が日照りで田んぼに水がなくなってしまった。村人たちはこれはこの村に罰当たりがいるせいだといい、寝太郎を殺そうとした。

その夜、寝太郎は夜中に起き出して山の上の大きな岩をつかみ、崖下に落とした。岩は大きな山崩れを引き起こし、その下を流れる川の流れを変え、村の近くまで水が届くようになり、田んぼにも水を引くことができた。

寝太郎はただ寝ていたのでなく、どうすれば村が助かるかをずっと考えていたのだった。

(稿: 蔵人 本掲載日2012-8-14 5:53 )


参考URL(1):http://chuburujapan.com/blog/?p=501
地図:寝太郎荒神社

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