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きつねの恩返し(きつねのおんがえし)

放送回No.1291(0816-B)
放送日1991年10月12日(平成03年10月12日)
出典奈良県
クレジット演出:細谷秋夫 文芸:沖島勲 美術:なかちか東 作画:細谷秋夫
ナレーション常田富士男

あらすじ

むかし、奈良の八條という所の庄屋の妻が、息子を生むとすぐに病で亡くなってしまいました。そこで、庄屋は同じ病で亭主と子供を亡くした「お清(おきよ)」という娘を乳母として雇い、息子を育てさせておりました。

そんなある春の日、お清は藪の中で鉄砲で撃たれて死んだ親狐と、親を亡くした子狐がいるのを見つけました。お清は親狐を手厚く葬ってやり、腹をすかせた子狐を庄屋の息子と一緒に自分の乳で育ててやることにしました。

しかし、お清は、こんなことが村人に知られたら、庄屋の息子と狐の子が乳兄弟だと噂になると思い、子狐を育てていることは秘密にしておったそうです。やがて、子狐は成長して山へ帰って行き、庄屋の息子も立派に成長して庄屋の後を継ぎました。

ある年の秋のこと、郡山のお城から村に「嫁取り大蛇」を退治せよという命令がありました。嫁取り大蛇は、片思いに苦しんだ娘が淵に身を投げて大蛇になったもので、その大蛇は、通りかかる嫁入り行列や女の人を淵に引き込んで殺してしまうのでした。

嫁取り大蛇をどうやって退治するかで、村人や庄屋の息子は困ってしまいました。すると、それを見ていたあの狐は、育ててもらった恩返しをするために、大名に化けて石上神社へ向かいました。そうして、古来より魔物を退治できるという石上神社の神剣を借り受けてきたのです。

庄屋の息子は、村人やお清に迷惑をかけないよう一人で大蛇を退治することを決心して、ある夜、一人で淵にやって来ました。ところが、嫁取り大蛇のあまりの大きさに太刀打ちできません。

その時、石上神社の神剣を持った狐が現れました。すると神剣から青白い光が射し、その光を浴びた嫁取り大蛇は、淵の底深く沈んで行ったそうです。

その後、哀れな身の上の嫁取り大蛇は村人たちによって手厚く葬られ、そうして、お清に育てられた狐はその後も長い間恩を忘れず、お清と庄屋の息子を見守っていたということです。

(投稿者:ニャコディ 投稿日時 2014/9/7 10:27) 


参考URL(1):http://www.norichan.jp/jinja/shigoto2/sugata.htm
地図:奈良県大和郡山市八條町619 (菅田神社)

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